無自覚なまま、愛を蓄えて。


時間の流れはあっという間に過ぎていきとうとう合コンの時間が始まってしまった。あれほど嫌だと思っていた合コンは始まってみると案外あっけない。


身構えて参加したはずなのに周りの空気に流されて、緊張はいくらか解けた。


でも、あまり楽しいとは思えなくて隅っこの椅子に座り、スマホをいじっていた。


今回の合コンの参加者は私と真桜、それと真桜の友達の蘭(らん)という子。蘭ちゃんは私たちの隣のクラスの子らしく、真桜とは幼なじみなんだそう。


そして、相手の男子は他校の人だった。他校とは聞いていたけどまさかこんなにキラキラでかっこいい人を集めてくるとは思ってなかったな。


しかも……。



「ねぇ、真桜。星稜高校と合コンして大丈夫なの?星稜って暴走族の監獄とか言われてなかった?」



そう。彼らの高校は星稜高校と言って不良校で有名な高校。