無自覚なまま、愛を蓄えて。


たまらなくなり、いけないとわかっていながらも体を茂みから出してしまった。


……だけど。



「がはぁ!!」


「うがぁ!!」



鉄パイプを持ったやつもいるのに、そんなことはお構い無しに梓くんたちは素手で次々と潰していく。


目の前で繰り広げている交戦に何も言えなくなった。



「……すご……」



あまりの強さにたった一言、その言葉しか出てこなくて。これなら心配しなくても大丈夫かなと思った。


梓くんの戦ってる姿は見とれてしまうほどかっこよかった。


まるで舞ってるかのように敵を交わし、急所を確実についている。ほかのみんなもそうだった。


むやみやたらに喧嘩をして強くなったのではなく、ちゃんと護身術を習っている人の喧嘩の仕方だった。


喧嘩はよく分からないけど、素人で一般人の私から見てもそう思えるほどROSEの喧嘩は綺麗だった。



「……舐められたもんだな。これで終わりかよ。さぁ、もっとかかって来やがれ!」