そのなんとも言えない、かっこいい雰囲気に息を呑む。非常識な感情だと思っているけど、そう感じずにはいられなかった。
「……優星。隠れてろ」
「うん」
玲夢くんの言葉を聞いて、耳をすましていると突然梓くんから腕を引っ張られ、茂みに隠れるよう言われた。
あまりにも突然だったのでよろめきそうになったけど、そこはグッと堪えた。
ーカラン、カラン……。
ひっそりと息を潜めていると金属音のかわいた音が林の中で響いた。
「……こっちからふっかける必要なくなったな」
「みたいだね」
ちょっとだけ顔を出していると梓くんは後ろを振り向き、睨みつけている。
私もそちらに顔を向ける。
……ドクッ。
本当に、面をつけている。
「こんなところにいるなんて、ROSEのトップ5も無警戒なもんだなぁー。総長様?」
「……JOKER……」
白い面に、黒の目。黒いパーカーを着て、頭はフードを被っている。



