「こっちも良いこと書いてるぞ。」
「獅子島さん!」
言われて、メガネの先輩のタブレット画面を見る。
「なになに・・・mas********さんの『上皇様が年齢により天皇としての行為が難しくなったのなら、摂政でも良かった。退位を強く望んだのは上皇上皇后様の方だったと記憶しています。なので一代限りの特例法ができた。
何故摂政では駄目なのか、具体的な説明もないまま代替わりとなったではないですか。
あれほどまでに退位を望まれたのに、しばらく皇居を明け渡さず随分と不思議に思うことが多いのですよね。
退位された側はお忙しい天皇陛下に配慮されるべきです。父だ母だと言ってもやはり一族として天皇陛下を支える側に回るのが習わしでしょう。』・・・うん、そうですよね。長いこと、皇居に居座って、上皇妃の服だけで、トラック30台分だったという噂でしたもんね。」
「ああ、そっちもわかりやすいな。お兄ちゃん的には、凛にはこっちの―――――――pie********さんの意見の方が、言葉をかみ砕いていていいと思うぞ。読んでみろ。」
「はい!」
言われて、瑞希お兄ちゃんが勧める記事に目を通し、読み上げる。
「『お誕生日もですが、上皇上皇后さまは退位された身。天皇皇后をお支えする立場なんです。天皇の権威というのは十分に分かっておられるはずなのに、何故今まで挨拶に遣わせていたのか。宮内庁職場で注意する者は居なかったのか。バッシングが起こる事自体おかしいんです。上皇さま、上皇后さま、側近、宮内庁職員は見直す事が多いと思います。』・・・本当だ!この人の意見、宮内庁の無神経さをよく指摘出来てますね!?」
「上皇妃には、元々都合が悪くなると病気の発表をする癖があったが、最近の秋篠宮紀子には、皇后雅子様の病気をまねているところがある。」
「獅子島さん。」
そう言ったのは、メガネが似合う美形の先輩。
「別の記事では、秋篠宮紀子が病気の身体で無理な公務をする健気な人アピールを描いているが・・・ヤフコメをかく国民はそう思っていない。このコメントに、俺は賛同している。」
そう言って指さした画面に表示されていた文章を私は見る。


