後藤先生に、菅原凛のいじめを打ち明けたあと、私はいつも通り、ヤマトの高級マンションに行った。
出迎えてくれたヤマトに、後藤先生との会話のやり取りを伝えれば、陽気な関西男子は言った。
「うはははは!安心したわ!これで凛のいじめ問題は、一歩前進やな~!?あとはコツコツ、地道に進むってパターンかのぉ~!?」
「・・・やっぱり、一気に解決はしないよな。」
「うはははは!そりゃそうや!菅原凛の味方の後藤先生は、教師歴の短い若手の先生!教育関連の人脈がたくさんあるわけやないからのぉー!警察に通報するゆーても、校長がお引き取りを願えば、もみ消せるわけやからのぉー!!」
「やっぱり巻き込まない方がよかったかな・・・!後藤先生までいじめられたらどうしよう・・・!」
「うはははは!そこは後藤先生も覚悟の上や!もともと、あゆみが丘学園の教師の中で唯一、渕上ルノアの方がいじめっ子やないかって疑ってて、目ぇつけられとるからなー!」
「なにそれ!?すでにロックオン済み!?」
「うはははは!気づいとらんのは、菅原凛ぐらいや!せやから、今さら気にしてもしゃーない、しゃーない!一蓮托生や!!」
「そんな!!私のせいで、後藤先生がすでに仲間外れ予備軍にされてたなんて・・・!!」
「うはははは!心配するな、凛!!わしも、一蓮托生の仲間入りするから安心せい!」
「はあ!?なに言い出すの、ヤマト!?菅原凛の時は、接触しない約束でしょう!?」
「うはははは!わしが龍星軍のメンバーなのは、あゆみが丘学園の教師と生徒のみんなが知っとる!凛道蓮の大親友が、自分の学校のいじめ問題を知って、なにもせん方が不自然やろう~!?」
「それはそうだけど!」
「うはははは!ほな、この話はおしまい!!さっさとりんどうれんに変身して、みずきはんとこ行こうで~!!」
「ちょ、ちょっとちょっとヤマト―――――――!?」
ドスコイ!ドスコイ!言いながら、私を和室に、凛道蓮の更衣室として使っている部屋に押し込むヤマト。
言いたいことはまたあったが、瑞希お兄ちゃんを優先する気持ちが勝った(まさった)こともあり、閉ざされた和室で凛道蓮への変身を始めるのだった。


