彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「学校と親御さんが動かないなら、私達が動けばいい。学校内の問題じゃなくなるようにすればいいのよ!」
「え?どうするつもりですか?」
「今やいじめは、犯罪と同罪とされているわ。菅原さん、次にいじめを受けたら、警察に通報しましょう!」
「え!?警察に!?」





警察が介入すれば、学校もいじめ問題を無視出来ないわ。
それは一理ある。
名案ではあるが――――――――――





「もし・・・渕上さんの味方をする岩倉という刑事が来たら、私はウソつき呼ばわりされて悪にされます。」
「その時は、私が岩倉という刑事を『悪人』呼ばわりするわ!菅原凛さんは、私が守る!」
「後藤先生・・・」
「ごめんね、早く助けてあげられなくて・・・!」





そう言いながら、私を正面から抱きしめる後藤先生。





「これからは、私が菅原さんを守ってあげる。渕上さん達と井谷先生と全校生徒のいじめから、私が菅原凛さんを守るわ!」
「・・・後藤先生・・・あなたのそのお気持ちだけ、頂くことにします。」
「菅原さん!?」
「後藤先生1人が加勢して下さったとしても、戦うには、相手が巨悪過ぎます。」
「弱気はダメよ!菅原さん!1人じゃない!2人もいるのだから、諦めないで!」
「後藤先生・・・。」
「菅原さん、今までされたいじめの記録・・・日記をつけていたり、いじめが原因で、壊されたものはある!?手元に残ってる!?」
「・・・ありますが・・・」
「とりあえず、日記のコピーを貸してもらえる?」
「コピーですか?」
「そう!」





聞き返せば、首を大きく縦に動かす後藤先生。