「あいつら、井谷にまで、媚びてやがったのか!?」
「そうや!なんや、井谷先生が菅原さんを褒めちぎるから、浮かれとったで。そのやり取りを見る後藤先生が、ひどい顔しとったわ。」
「褒めてた!?井谷が私を!?」
あり得ない!
(私に平手打ちまでして、いじめの事実をもみ消してる悪徳教師が、菅原凛を褒めるなんておかしい!!)
「何をたくらんでやがる・・・!?」
「凛に不利なことで、間違いはないやろうな。最後は、凛の両親と渕上ルノアと井谷の3人で、凛のことを話とった。」
「どんな話だった!?」
「菅原凛は優等生で、素晴らしい人間やって。」
「ほざきやがれ!!」
渕上と井谷の奴ら!!
(完全に人様の親をおちょくって、馬鹿にして楽しみやがったな!!?)
でも、これで確信できた。
「井谷も、渕上ルノア達の菅原凛いじめの協力者だな・・・!」
「ああ、わしもそうにらんどる。おそらく、金で買収したんやろう。」
「きっと金だけじゃないぜ。美味しい思いも出来るように優遇してるはずだ・・・!」
悪霊なら、渕上ルノアならそうする。
そこまで徹底してるだろう。
「凛、今後のために、後藤先生にいじめの相談実績を作っとくか?」
「・・・そうした方が、よさそうね。」
後手にまわってしまったけど、重い腰を上げることにする。
長い目で見れば、菅原凛へのいじめは、凛道蓮ライフの邪魔になってくる。
(瑞希お兄ちゃんと過ごす時間を邪魔されたくない。)
そんな思いで、菅原凛のいじめ対策の一歩を踏み出すことを決めたのだった。


