彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)









「・・・・・オメーは優しい子だな、凛。」
「瑞希お兄ちゃんの優しいがうつったのです♪」
「・・・俺は優しい人間か?」
「優しいです!Sランククラスにお優しいです!!」
「凛だけだからな。」

ガシ!!ガバ!!

「えっ!?」
「凛だけだ・・・・・俺が優しいのは・・・・・!!」








そうつぶやかれると、私の首筋に顔を埋めてしまう好きな人。










(私だけに優しい・・・?)










特別扱い発言を受け、私の気持ちは大いに高鳴った。










「僕が一番優しくなれるのも、真田瑞希様だけです。」
「・・・前々から聞こうと思ってたんだが、なんで急に様付けしてきたり住んだ?」
「様付けする価値のあるお方だからです!!」
「はっ!勘弁してくれよぉ~」










そう言うなり、私の頭をご自身の胸に押し付けてくる瑞希お兄ちゃん。










「わ!?ちょ、瑞希お兄ちゃん!?」
「凛にはかなわねぇーよ!」










わしゃわしゃと、私の髪を撫でまわしながら笑う姿は、つややかで色っぽい。








(も、萌え~~~~!!)








そのお姿を見て、無性に甘えたくなり、さらにギュッと抱き着けば、それ以上の力で抱き寄せてくれた。
それでますます嬉しくなる私。










「僕、瑞希お兄ちゃんがだーい好き♪」
「・・・俺も凛が大好きだ。」
「宇宙一大好きで、瑞希お兄ちゃん♪」
「俺は来世でも大好きでいられる地震があるぞ?」
「あ、ずるい!じゃあ僕も、来世でも瑞希お兄ちゃんが大好き!!」
「真似すんなよぉ~真似っ子が♪」
「えへへへ♪」










抱き合いながら、甘い言葉をささやきあう私達。
第三者がみればブラコンに見えるだろう。










(だけどいつかきっと、これが恋人のイチャイチャになるようにしてみせる!!)










野心を心に、小動物スマイルで好きな人に甘える私。
そんな私を甘やかしてくれる瑞希お兄ちゃん。
2人だけのほのぼのとした時間は、しばらく続いたのだった。