彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)











「愛してる、俺の凛。」
「瑞希お兄ちゃん・・・!」










その言葉に感極まり、私も自分の思いを伝えた。










「はい・・・はい・・・愛してます、瑞希お兄ちゃん・・・!瑞希様・・・!あなたに僕のすべてを捧げます。僕は真田瑞希様のものです・・・!!」
「ああ、俺も――――――――真田瑞希も、オメーの、凛だけのものだ・・・!!」










瑞希お兄ちゃんの手が私の服を脱がせていく。
私が語ることなく、瑞希お兄ちゃんの手によって、真実が暴かれていく。
胸元に冷気を感じた時、瑞希お兄ちゃんの手が止まる。










「これが凛の秘密・・・か?」
「だましていて、本当に申し訳ありませんでした・・・!」
「いや・・・誤解した俺が悪いんだ。悪かったな、今まで苦労させちまって。」
「瑞希お兄ちゃん。」
「これからはずっと一緒だ。凛は俺が守る。愛する女は俺が守る。」
「瑞希お兄ちゃん・・・!」
「凛、呼び方は瑞希、だ。」
「・・・瑞希。」
「凛。」










三度(みたび)2人の唇が触れ合った時、私の身体は瑞希お兄ちゃんの身体の下敷きになっていた。
こうして、私達2人の愛は永遠となったのだった。













(という展開が実現したら、天国じゃな―――――――――――い♪♪♪)





〔★凛は自分に都合の良い考えをしている★〕





ラブラブのイチャイチャ妄想に、自然と目じりが下がる。
そんな私を見て、瑞希お兄ちゃんが明るい声で言った。








「やっと、笑ったな?」

「え!?あ、だって・・・!!」

「よしよし、凛の泣き顔は拝みたくないからな・・・」

「瑞希お兄ちゃん・・・!」








ギュッと抱き寄せられ、頭をヨシヨシされる。










「ありがとうございます。」

「なんだよ急に?今回の件は、俺が凛を巻き込んで~」

「生まれてきてくれて、ありがとうございます。真田瑞希様。」

「!!?凛?」


「あなた様がいるから、『凛』は幸せなんです・・・!!」

「凛・・・」










妄想の余韻もあり、ギュッ♪と瑞希お兄ちゃんにくっつく。
そんな私に好きな人が手をのばしてくる。