「寒くないか、凛?」
「あったかいです。瑞希お兄ちゃんは?」
「俺も凛カイロのおかげで、あったけーよ。」
「僕も!瑞希お兄ちゃんは湯たんぽです♪」
「ははは!凛カイロは、抱き心地がいな!」
「僕に、瑞希お兄ちゃん湯たんぽは、ぜいたく品です・・・」
「俺はそんなにご立派なもんじゃねーよ。」
「瑞希お兄ちゃん・・・本当に危なくなったら、僕のことは捨てて逃げて下さい。日本国相手に、いつまでも逃げ切れるとは思ってません。しょせん僕は、使い捨てカイロですから・・・。」
「ばかっ!俺はそんな意味で、凛をホッカイロに例えたんじゃない!!」
「わかってます!!だけど僕――――――――――瑞希お兄ちゃんには、あなたには幸せになってほしいのです!!」
「凛、今の俺は幸せだ。凛と一緒だから幸せなんだぞ?」
「すみません・・・!お気を遣わせてしまいましたね・・・。」
「違う!本心だ!!凛と逃げながら、ずっと考えてた!どうして、凛にキスしちまったのか!」
「それは―――――――・・・・・・・・あれは、不慮の事故、でしょう・・・?」
「俺もそう思い込んでた!!けど、今は違う!!凛と逃げててわかったんだ!!俺はもう、自分の気持ちに嘘はつけねぇ!!」
「み、瑞希お兄ちゃん?」
「『瑞希』でいい!!凛!!俺は凛を愛してる!!恋愛対象としてみているんだ!!」
「え!?」
「イヤか!?キモかったり――――――するか・・・?」
「とんでもない!!ほ、本当に、僕なんかで良いのですか・・・!?」
「そう言ってるだろう!?」
「瑞希お兄ちゃん僕!!瑞希お兄ちゃんに言わなきゃいけないことが――――――!!」
「言ってくれるのか?」
「え!?」
「俺のこと・・・愛してるって、言ってくれるのか・・・?」
「瑞希お兄ちゃん・・・!」
「愛してる、凛。」
真剣な、それでいて、熱のこもった目で愛をささやいて下さる好きな人。


