彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






(最悪だ私!!)

「僕が、うっかりヘルメットマンさんについて行ったばかりに、瑞希お兄ちゃんに汚い者達を見せることになってしまって――――――後悔してます!!」
「今さら、口ひげエロ親父と詐病の元皇族見ても、どうってことねぇーよ!」
「ご迷惑をかけたのは、瑞希お兄ちゃんだけじゃないです!初代の皆さんにまで、ご足労頂いてしまって・・・!」
「みんな、好きで動いただけだ!!凛を気に入ってるから―――――――――好きだからしただけのことだ!!俺もあいつらと同じ気持ちだ!!」
「瑞希お兄ちゃん・・・!!」





抱き着きそうになるのを、グッと我慢する。
それで、抱き留めよと手を広げていた瑞希お兄ちゃんが悲しそうな顔になる。










「凛・・・。」
「瑞希お兄ちゃん・・・僕は、僕は―――――――檜扇の人間を、殺傷しかけたんです・・・・・!」











〔★どちらかといえば、殺『笑』の方があってる★〕








懺悔の思いを胸に、瑞希お兄ちゃんに心の内を告白する。










「ヘルメットマンさんを、檜扇柊護さんを、刺すつもりはなかったんです!あの人・・・なんやかんやで、助けてくれてたのに・・・」
「大丈夫だ。わかってるぞ、凛。魔が差しただけなんだろう?」
「瑞希お兄ちゃん・・・。」
「あいつは・・・あいつなりに、ケジメをつけたかったんだ。」
「ケジメ?」
「挑発されたんじゃないのか?」
「え?」
「凛から刺すように、誘導する形で挑発してきたんだろう?」



「あ・・・・。」

(言われてみれば・・・。)



「そうなんだな・・・!?」
「・・・。」











無言で首を縦に振る。








グイ!!

「あ。」








途端に抱きしめられた。










「凛は悪くない。」










抱きしめられる力が強くなる。










「これでよかったんだ、凛。」
「瑞希お兄ちゃん・・・。」
「・・・後悔してるのか?檜扇柊護に関しては・・・?」
「はい・・・檜扇柊護に関しては・・・。」










〔★親の方は気にしないらしい★〕