彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)









「事実を言ってるだけだろう~!!?瑞希も薫と一緒に死んでればよかったんだ!!そうすりゃ、俺はひどい目に合わなくて済んだんだ!!」
「自業自得の上に、無責任なことを言って、恥ずかしくないのか!!?」


「真田瑞希という息子がいることが大恥だっ!!!」
「テメー!!!?」








飛びかかろうとした時、太ももに何か当たる。








(痛い!?なに!?)








それで冷静さを少しだけ取り戻す。
ズボンの反射的にポケットに手を入れて思い出す。








(あ・・・これが入って――――――――――!!?)








ポケットの中に入っていたものを認識した時、1つの作戦が思い浮かんだ。








(上手くいくだろうか・・・?)

一か八かの成功率。

(それでも、やらないよりは、やって見ないことには道は開けない!!)



「真田瑞希なんか、柊護のコピー品、パチモンでしかないんだよ!!」
「そうよ、そうよ!愛人の子供のくせに、私の柊護君とにてるなんて、図々しいわ!!」
「真田瑞希の使い道と言えば、政略結婚か臓器提供ぐらいだ!!柊護の影として使ってやる価値しかないな!!」
「家畜として、放牧するぐらいのお情けはかけてあげれるけどね~」



「・・・テメーらその言葉の数々!!真田瑞希様に言ってないだろうな・・・!!?」








メンチを切りながら聞く私に、馬鹿夫婦はニヤニヤ顔で言った。












「「小6の真田瑞希に言いましたが、それがなにか~?」」



―――――――――――――――――ブッチン!!!












完全に、堪忍袋の緒が切れた。










「凛道蓮よ!!俺の股をくぐれば、お前も家畜から奴隷に昇格させてやるぞ~!!?」
「・・・人間扱いするってことですか・・・?」
「そうだよ!!わかったら、さっさとくぐれ!!」
「――――――――――――――わかりました。」










コブシを握りしめて、一歩踏み出す。
元皇族がスマホを近づけてくる。
口ひげ超エロ親父の部下達が、凛道蓮が逃げれないように取り囲む。
だから私は、ポケットの中身を握り締めた。










「はーはっはっはっ!!凛道蓮が俺の股をくぐる動画を見たら、瑞希はどんな反応するだろうな~!?」
「泣いちゃうんじゃないのぉ~二三人くーん♪いい気味ねー♪」










奴が開けた道を進む。
奴らからの暴言の数々で、私の気持ちから羞恥心は消えた。












「凛道蓮の母親が、瑞希の母親みたいにいい身体だったら覚えてたのになぁ~!!!」


(身体――――――――――――――――!!?)












その一言で、私の決意は固まった。