彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






(まあいいわ!私と瑞希お兄ちゃんが赤の他人だと、1人でも檜扇家の人間がわかってくれてるなら―――――――――ん?ちょっと待って!!)

「あの!!僕が、瑞希お兄ちゃんと血縁関係じゃないとわかってたなら、どうして僕の血液を抜いて調べたんですか!?」


「2度も言わせるのかよ?真田瑞希が、嫌がらせで否定してると思ったから、DNAから調べようとしたんだよ。」
「DNA!!?」

え!?待って!!知識ないけど、ちょっと待って!!

DNA調べられたら、私が女子ってバレない!!?

バレてないよね!!?

(バレたらどうしよう――――――――――って!ちょっと待って!!)

「あの!!僕の血液調べて、ドナーの型が一致しないといいましたよね!?」
「そうだが?」
「それなら・・・・」
「なんだよ?」
「あ、いえ!その・・・」

(私・・・檜扇家の人間に女子とバレてる・・・?)

「なにあせってんのかしらねぇーけど、オメーの遺伝子は檜扇家の誰とも一致しない男のもんだって証明されてるから安心しな!」



「えっ!!?」

(男のもんと証明されたって!!?)

いやいやいや待って!

(私、女の子なんですけど!!?なんで、DNA検査の結果が男!!?)








ヘルメットマンさんから伝えられた説明に、明らかな矛盾を感じる。










(どういうこと?DNA検査って、男女の違いは分からないものなの??)

ヤバいな~受験勉強に関係ないから、そのあたりは割愛して勉強したからわからないよ!

(でも、現代のDNAの技術が男女の違いを識別できないとは考えにくい。)

そうなると、考えられる可能性は2つ。

(ヘルメットマンさんは、私の血でDNA鑑定をしてないか、鑑定した上で女子と黙っていてくれている・・・?)










改めて、ヘルメットマンさんを見る。
相手は外の景色を見ていた。
その横顔は、瑞希お兄ちゃんに似ているが、やっぱり瑞希お兄ちゃんではない。










(私が女子だと黙ってくれているの???)

なんのために?

(私の弱みを握るためだとしたら―――――――――――――観念するしかないの・・・!!?)

今がそのタイミングなの・・・!!?

(瑞希お兄ちゃんに真実を伝えて、愛の告白をするタイミングなのですか!!?恋愛の神様――――――――――――!!?)










〔★凛は混乱している★〕