彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






獅子島さんが運転する車で帰宅する。






「今日、店は閉めるわ。」






帰りつくなり、そう言って部屋に引きこもってしまった瑞希お兄ちゃん。
そんな瑞希お兄ちゃんに、一言二言声をかけてみるが、生返事をされ、去って行かれてしまった。






「瑞希お兄ちゃん・・・。」
「仕方ねぇよ、凛たん。瑞希も1人になりたい時がある。」
「烈司さん。」
「そうよ、凛ちゃん!みーちゃん、疲れてるだけだから、休めば元気なるからね!?そんなお顔しちゃダメよ!?」
「モニカちゃん。」
「笑顔がうつるなら、陰気な表情もうつるものだぞ、凛道。笑顔になれ。」
「獅子島さん。」
「わはははは!とりあえず、なんか食おうぜ!!出前でも頼むか!?何が食いたい、凛助!?」
「百鬼さん。」


(みんな私に・・・私達に、気を遣ってくれてる・・・。)






偽名を使った男装女子を演じてきたけど・・・今回ほど、濃い修羅場はなかった気がする。





(まさか、瑞希お兄ちゃんのお母さんが愛人で、瑞希お兄ちゃんのお父さんの正妻が元皇族だった上に、本命がタイの王女様だったなんて・・・。)

タイの王族はともかく、警察まで思い通りにしてしまう元皇族って、ヤバくない?

(道理で、高野舟槙が好き勝手出来るわけだ。スコットランドヤードが動けないわけだ。)

でもおかしい。

(皇族から降嫁した場合は、皇族の持つ一切の権利は失って、一般人になるはずじゃないの?)

気になったので、スマホを取り出して検索をしてみる。

(元皇族・・・・と。)






すると、思いの外たくさんの見出しが出てきた。










(なにこれ?『皇室新聞』・・・?)

一定の数の人が、アクセスしているらしいサイトだった。

(これって皇室関係の記事かな?)











早速クリックして見てみる。
内容を読んだ私は、激しく侮蔑の気持ちがわき起こった。








(うわっ!!クソ過ぎる!!天皇陛下の弟宮夫婦とその子供達が、下種の極み過ぎる!!)








読めば読むほど、不愉快になる。








〔★気になる良い子はググって、検索してみよう★〕