「ははは!そうだよな~凛たんなら♪」
「は、はい!一期一会の出会い・・・良い思い出になりました。」
「思い出にすることないわよ、凛ちゃん!あの様子だと檜扇家が、みーちゃんと凛ちゃんに、まだ執着してることは変わってないから。」
「わはははは!対策は出来てんだろうな~!?女王様のお友達のイオリーン!?」
「もちろんだ。心配せんでも、今後のことを考えて、ラポンさんには凛道蓮をよろしく頼むと伝えておいた。気にせず甘えるといい。」
「なんて恐れ多いことなさってるのですか、獅子島さん!!?」
〔★凛の知らないところで、勝手な約束が成立していた★〕
「前向きに考えろ、凛道。真田瑞希についても、くれぐれも守ってくれるように頼んでおいた。そういうわけなので―――――・・・・・俺に感謝、を、しても、いいのだぞ・・・?」
オッホン!とせき込みながら、私をチラチラとみる獅子島さん。
(そ、そうね・・・感謝はしなきゃダメよね・・・)
私はともかく、瑞希お兄ちゃんのことを、頼んでくれたんだもんね・・・
(つまり、檜扇家の祖母夫婦とその息子夫婦が、手も足も出せずに悔しがるということ!!)
うん♪これは気分がいいわねぇー♪
「獅子島さん、ラポン女王様に、瑞希お兄ちゃんのことをお願いして下さり、誠にありがとうございました!謹んでお礼申し上げます!大好きです!」
ウキウキしながら言えば、獅子島さんが顔をゆがめる。
「ば、馬鹿者!簡単に好きだなんだという出ない!お前のお世辞はへたくそだぞ!甘えべため!!」
顔を背け、片手で顔をおおいながら怒る獅子島さん。
(あれ・・・お礼の言い方、悪かったかな?)
「そ、そもそも!自分のことももっと考えろ、凛道!!俺は、凛道の身の安全も、ラポンさんに頼んだんだからな!?」
「あ、そうでしたね。本当にありがとうございます、獅子島さん!普段は厳しいけど、いざとなったら、優しくて頼もしいので―――――――やっぱり僕、獅子島さんが大好きです♪」
最後の言葉はリップサービス。
やっぱり、怖い人は怖い。
謎が多いのもあって怖い。
「フ、フン!大好きを連発すればいいというものじゃないからな!?まあ、凛道の幼い礼の言葉は受け取ってやる!!」
「はい、返品不可でお納めください♪」
〔★凛のお礼、伊織は照れ喜びしている★〕


