彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)











「未婚で御子さん達を産んだ件に関して、ご両親は怒ったのではないのですか?」
「真実の愛を信じない人達の言葉なんて、無音の風のようなものよ。」

「無音の風って・・・」

ご両親、苦労したんだろうな・・・。

(てか、現在進行形で修羅場になるんじゃないの、これ?)

今頃、ラポン女王様がいなくないとわかって、王室は大騒ぎになってない?










〔★可能性は0とは言えない★〕










「二三人とは、長い間会えなかったけど、ずっと連絡は取りあってたのよ。」
「え!?そうなのですか!?」
「そうよ!だからこそ、日本風に言えば、水臭いと思ったの!檜扇のお義母様がドナーを探しているなら、わたくしに言ってくれれば、すぐに解決できたのに!ねぇ、二三人―!!?」










そう言って、女王様は愛しい男を呼ぶが―――――――――










「痛い痛い、未子っち!!落ち着いて!!」
「真実の愛ってどういうことよ!!?私にプレゼントしてくれた指輪が、他の女の指輪のコピー品って、どういうことなのよぉ!!?」










修羅場中だった。










〔★自業自得である★〕










「あーあ、かわいそうな二三人♪心の狭い女に責められて。後で慰めてあげなくちゃ♪」
「なんですって!!?誰の心が狭いですって!!?」
「わ~お!ジャパンの皇族のメスは、怖~い♪さすが、自由とわがままを勘違いして育て上げた娘は、ベリーベリークレージーね♪」
「出ていきなさい!!タイの王族!!ここから今すぐに!!」










目を吊り上げた元皇族が、ラポン女王に命令した。
しかし女王は涼しい表情で言った。










「いい提案ね♪二三人、エスコートしてちょうだい♪」

「ふざけるな!!出て行くのはあんただけよ!!」

「ぷっ!!そのセリフ、そっくりそのままあなたに返してあげるわ~元皇族さん♪あなた、自分の立場が分かってるでしょう?」
「なにがいいたいの!?」

「二三人は、わたくしとの結婚指輪をずっとつけていてくれた。どんな行事の時も外さなかった。どうしても外さないといけない時は、指輪の上から肌色のテープを巻いてまでつけてくれた。つまり――――――――――私を1番愛してるってこと♪」


「女王の仰る通りです♪」
「女王様が正しいです。」










ラポン王女に賛同する、第二夫人と第三夫人。