彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)











「二三人とわたくしは、真実の愛で結ばれているの。だから、どれだけ側室がいても気にしないわ。」
「あの・・・貴女様が仰る通り、真実の愛があるのでしたら、どうして結婚しなかったのですか?やはり――――――――栂の宮未子の妨害ですか?」
「それもあるけど、二三人と出会った当時、わたくしは父である国王の命令で政略結婚中だったの。」
「ああ、そうでしたか。政略結婚中でしたか。それなら――――――――はあ!!?結婚っ!!?不倫したのですかっ!!?」
「そうとも言えるわね。」
「そうとしか言えないじゃないですか!?それ、親御さんめっちゃ怒ったでしょう!!?」
「真実の愛を理解できない人達の言葉なんて、わたくしには響かないわ。それに不倫と言っても、政略結婚の相手とは、最初から関係は破綻していたの。離婚も時間の話し合い中だったからね。」
「せめて離婚が成立してから、お付き合いをして下さいよ!!」
「その予定で進めていたわ。なんせ、別居している間に子供が2人生まれたからね。それで相手も離婚に応じる返事をしてくれたけど、わたくしの離婚が成立する前に、押しかけ女房をしてきた皇族の女と無理やり二三人が結婚させられてしまったの。日本の宮内庁に先手を打たれてしまったわ。」










そう言って、チッと舌打ちをする女王様。










「頭にきたから、栂の宮未子と直接対決するために、二三人の結婚式に日本に乗り込もうとしたのだけど、成田空港で父達に追いつかれて引き留められ―――――――今日まで来日できなかったのよ。」


「国王自ら追っかけてきたのですか!?」

(そりゃあ、止めるよね!!)



「国王が国を離れるなんて、過保護すぎるわよね~」
「いやいや!日本と国際問題になるのを防いだんですよ!?ちょっとラポン女王様、檜扇二三人のこととなると、周りが見えなくなるタイプじゃないですか!?」
「ふふふ♪そうなの♪よく言われるわー♪でも仕方ないじゃない♪わたくしと二三人は真実の愛で結ばれているのだから♪」



またそれかよ!?

軽々しく真実の愛を語るなや!!










〔★タイ王女のノロケ、凛をイライラさせた★〕