彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)











「二三人君大丈夫!?可哀そう!二三人君を落ち込ませるなんて、ひどい!!」
「栂の宮未子、あなたは二三人にアメばかり与えるのね・・・。やっぱり、二三人の妻は任せられないわ。これからはわたくしが教育していかないと。」


「なんですって!?」


「ラポン姉さんの言う通りよ!二三人、甘えん坊さん過ぎ!!」
「ラポン様なら、二三人をさらに素晴らしい男性にしてくれますわ。」
「勝手なこと言うな、愛人風情共!!二三人君の正妻の座は私の物よ!!?」


「それは、檜扇のお義母様が手術を受けている間にゆっくり話しましょう、未子さん。もっとも・・・その前に、二三人と今後の別れ話をしたら?」
「別れ話ですって!?私は別れないわよ!!二三人君も私と別れたくないんだから!!そうよね、二三人君!?」
「え!?いや、未子っち!そういう真面目な話は、今することじゃ――――――!!」
「安心させてよ!!未子を一番愛してるって言って、安心させてよ!!」
「あ、愛してるよ未子っち。」
「一番がついてない!!タイ人たちに聞こえるように言ってよォォォ~~~~~~~~!!!」










駄々をこねる元皇族に、たじたじになる口ひげ超エロ親父。
その様子を勝ち誇った様子で見つめるラポン女王。










「あの・・・ありがとうございました、ラポン女王。」
「どういたしまして♪」










フレンドリーな笑顔を見せてくれる女王様に好感度が上がる。
そのせいかもしれない。
うっかり聞いてしまったのは。










「ラポン女王・・・お聞きしても良いですか?」
「いいわ♪気分がいいから何でも答えてあげる♪」
「では、僭越ながら申し上げますが―――――――女性にだらしない檜扇二三人のどこが良いのですか?すごく女癖が悪いですよ?」
「ん~?日本のことわざにあるじゃない?英雄色を好むというでしょう?」










そう言ってウィンクされ、頭痛を覚える。







世の中には、ダメな男好きがいるとは聞いていたけど・・・

(初めて会うダメ男好きが、王女様だなんて・・・)







〔★嫌なファーストコンタクトだ★〕