「も、もちろんですよ、シリラットちゃん!!今までの私は、息子をあなたに取られた気がしていて、嫉妬していたの!!どうかしていたのよ!!許してちょうだい!!」
「え~?私には頭を下げて下さらないのですかぁ~?」
「ほ、ほほほ・・・!そうね、そうよね・・・!?ごめんなさい・・・!!」
シリラットさんの言われるがまま、頭を下げる毒婦。
その姿に満足そうに笑う第2夫人。
「きゃははは♪わかって下さればいいんですよ♪」
「気は済んだ、シリラット?檜扇のお義母様を許せないようなら、臓器は持ち帰るけど?」
「えっ!!?そ、そんな!?ラポンちゃん!!?冗談よね!?私、謝ったわよ!?」
「檜扇のお義母様・・・私がシリラットから何も聞いてないと思ってましたか?お義母様を気持ちよく助けたいので、しっかり謝罪して下さい。」
「うっ!!?シ・・・シリラットちゃん・・・・!!!」
「はぁい?」
「今まで・・・貴女に対する無礼の数々、本当に申し訳ありませんでした・・・!!」
「私だけですかぁ~?」
「っ!!?あ、貴女と!!あなたの子供たち二人に対しても、厳しく接し過ぎました!!でも、誤解しないで!!祖母として、あなた達のためを思って、あえて心を鬼にして厳しく接しただけで、見下したりしてたわけじゃないから!!ねっ!?ねっ!?」
「ふーん♪じゃあ、そういうことにして、あ・げ・ま・す♪許してあげる♪」
「シリラットが、義妹がお義母様と和解できたのならよかったわ。これで心置きなく、お義母様に臓器移植できるわ。」
「本当ラポンちゃん!!?本当に私に臓器移植してくれるのね!!?今すぐしてくれるのよね!!?」
「もちろんです。タイ人にも、親孝行の教えはございます。愛する人の母を助けることほど、極上の親孝行はありません。ねぇ、シリラット、メカラ?」
「「はい、お義姉様!!」」
「まあまあ!!なんてよくできた娘さんなんでしょう!!二三人は、女性を見る目があるわぁ~!!」
「お義母様にそう言って頂けて、光栄です。わたくしは妻として、母として、女としての心得は、十分に備わっていると自負しております。二三人の日本の現地妻とは違いますから♪」
「なんですって!!?」
それまでかたまっていた元皇族が、タイの王女の言葉によって起動する。


