彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)











「せっかく、ラポンさんが空輸してきたんだ。無駄金を使わせるわけにはいかんからな。」
「じゃあ決まりね♪すぐに、手術に向かいましょう、お義母様♪」
「ほ・・・本当なの!?や、やった!!やったわ!!やった!やった!!私、助かるのね!?」



「その代わり、条件があるぞ、檜扇湖亀!!!」



「獅子島さん!?」
「伊織!?」










大喜びする老害を、イケメンメガネが制する。










「ま、まだ条件があるの!!?」
「そうだ!」










顔色を悪くする極悪悪女に、怒らせると怖い先輩は言った。










「ラポンさんは、貴様にお願いしたいことがあるそうだ。さあ、ラポンさん、お話しください。」
「ありがとう、伊織。」










獅子島さんの言葉を受け、優雅にほほ笑んだ後で、真顔になる女王様。










「檜扇のお義母様、わたくしは、愛する男性の母であるあなたを助けたい気持ちに嘘はありません。ですが、わたくしは公平に接してほしいのです。だから、ギブ&テイクで交渉を申し出ます。」
「な、何を交渉したいというの、ですか!!?」
「檜扇のお義母様、そして檜扇のお義父様・・・お2人は長年、わたくしと二三人の子供2人を、認知することを反対していると、二三人から聞きました。」


「「へっ?」」










女王の発言に、ハトが豆鉄砲を食らった顔になる老害夫婦。










「わたくしを認めなくても、せめて、子供を・・・息子2人を、二三人の子供として認知すると、許可を下さい。認知に反対するのをやめるのなら、檜扇湖亀さんへの心臓移植に協力します。」


「ふ・・・!!」
「二三人ぉ―――――――――――――!!!」










ラポン女王のお言葉に、檜扇達比古は顔を真っ赤に、檜扇湖亀は鬼の形相になる。