「二三人、説明して。凛道蓮の母親に、わたくし達と同じデザインの指輪を贈ったの?」
「凛道蓮は僕です!!」
「俺が真田瑞希だ!!そうだよ!!既婚者とわかった後に売り払っちまったが、写真でおふくろは、檜扇二三人からもらった貴金属の情報を残してた!!その中の指輪が、女王様!!あなたがつけてる指輪と同じだ!!」
「さらに言わせてもらえば、今、檜扇二三人と檜扇未子がつけてる指輪のデザインも、ラポン女王様と同じだぜ、瑞希ぃ~?」
「烈司!?」
「烈司さん!?」
「なんですって!!?」
占い師の言葉を受け、途端に、甲高い声を上げる元皇族。
「ちょっとあんた!!私にも指輪を見せなさいよ!!」
「よせ!未子っち!!」
「どいてよ、二三人君!!」
「そうだぜ~やめろよ二三人く~ん♪つーことで、皇助よろしく♪」
「わはははははは!!!」
「いでぇー!!羽交い絞めにするな!!離せー!!」
「わはははは!!俺様は親から言われた!!人が嫌がることをしろってな~!!」
「どんな親御さんなんですか、百鬼さんのご両親!?」
「安心しろ、凛たん。正確には、人がやりたがらない善行をしろって意味だからよ♪」
「ぜ、ぜんこうですか・・・!?」
それなら納得できるけど・・・なぜだろう・・・
(百鬼がすると、良いことをしているように見えないのだけど・・・・・)
中年のクソ親父を、いたぶっているようにしか見えない。
〔★百鬼は見た目で損をする★〕
「おほほほ!さあ~元皇族ちゃん♪ゆっくりラポンちゃんに、指輪を見せてもらいなさーい♪」
「当たり前でしょう!?」
モニカちゃんのあおりを受け、檜扇未子が怒鳴りつける。
「私と二三人君の愛の証が同じはずが――――――――」
そこで、元皇族の言葉が途切れる。
「うそ・・・・!?」
「・・・ウソじゃないと思いますよ。」
愕然としている元皇族に、あえて私はきつめに言った。
「瓜二つ、コピー品と言っても過言ではないほど同じデザインですよ。」
「うそぉおおおおおおおおおおおお!!?」
そう叫び、頭を抱えてしまう元皇族。
そしてすぐに、キッとこの問題の原因である男をにらむ。


