「ど、どうしました、瑞希お兄ちゃん!?」
「あれか!?」
「え!?」
「オメー・・・いや、もしかしてご婦人は、王族の女王ですか!?」
瑞希お兄ちゃんが、謎のタイ人に問いかける。
質問の内容に、私は思わず声を上げる。
「女王!?」
「そうです。」
YESと答える人物を見れば、その女性は私を見ていた。
そして、私を見ながら笑顔で告げる。
「わたくしはタイ国の第3王女・ラポン。二三人の妻です。」
「「「「「えっ!!?」」」」」
「今回、伊織の連絡を受け、二三人子との間にできた息子2人を連れて来日しました。」
「「「ええ!?」」」
「獅子島さん!?」
「伊織オメー!?」
「そういうことだ。」
大口開ける檜扇湖亀と檜扇達比古と檜扇未子を、不敵な笑みで眺めながらイケメンメガネは言った。
「檜扇二三人の母親が、心臓のドナーを探していることをラポンさんに伝えたところ、緊急来日してくれたんだ。」
「どっ・・・どどどどど、どういうこと!!?ばあばにわかるように説明して!?」
孫でもない赤の他人の獅子島さんに、ばあば言葉を使う檜扇湖亀。
明らかに混乱している極悪悪女。
「では、わたくしからご説明させて頂きます。檜扇のご義母様。」
それを受け、りゅうちょうな日本語でラポン女王が語り始めた。
「わたくしと二三人は、二三人がタイに留学した際に、パーティーで知り合い、子供を授かりました。」
「ふ、ふふふふふ、二三人!!あんた!!あんた!!タイの女王にまで手を出したのかい!!?」
「いや、あの、母さん、あの!!」
「わたくしと二三人は結婚の約束をしましたが――――――当時、二三人がキープで付き合っていた皇族が私達の結婚を邪魔するため、日本の宮内庁に圧力をかけ、わたくしと二三人を引き離したのです。」
「未子ちゃん!!?どういうこと!!?」
「二三人君のバカ!!子供までいたなんて!!2人もいたなんて聞いてない!!」
(え!?知ってたの!?)
元皇族の反応からすると、女王と口ひげ超エロ親父の交際は知っていたらしい。
さらにラポン女王は話し続ける。


