パトカーで連れてこられたのは、ここ数日、通い続けた場所。
さらに言えば、昨日のバトル会場になったところ。
「千葉総合医療病院・・・。」
(瑞希お兄ちゃんの極悪祖母が入院している病院・・・!!)
パトカーの後部座席からその建物を認識した時、思わず瑞希お兄ちゃんを見る。
「・・・。」
瑞希お兄ちゃんは無言で前を見ていた。
なので私は助手席のバラさんに言った。
「おじさん。」
「なんだ?」
「場所をチェンジ!!」
「できねぇーよ!」
「じゃあ、僕らをお家に帰して下さい!!」
「用事がすめば、帰してやるよ!!」
「やだやだ!!帰りたい!!相手はどうせ、檜扇家でしょうー!?」
「なぜそれを知ってるんだ、凛道蓮!?」
「ほら~!部下さんも自供してる!!」
「余計なこと言うな、岩倉!!」
ゴン!
「いったー!今のパワハラでしょう!?」
「僕がパワハラだと証言すれば、このまま僕らの家までUターンしてくれますか、岩倉さん?」
「え~?それはちょっとできないなーでも、パワハラはパワハラだったよね?」
「パワハラじゃねぇーよボケ。」
ガン!!
岩倉の返事を受け、後ろから運転席のシートを蹴る私。
「お前!?なんてことするんだ!?器物損害だぞ!?」
「違いますよね~パワハラをしないバラさん?」
「そうだな、器物損害をしてない凛道蓮。」
「ちょ!?なんでそんなに息ピッタリなの!?」
「「お前、ムカつくんだよ。」」
「ちょっとぉ――――――!!?」
〔★デカとツッパリの意見が一致した★〕


