彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「え!?あの、ちょっと!?」
「おい!やめろやバラさん!!」
「凛ちゃんに触らないで!!セクハラよ!!」
「連れて行く理由を述べろ。」
「わはははは!!強引ってのが、気に入らねぇなぁ~!?」
「あいにく、今回は・・・・・本人の意志も、お前らの許可も不要だ。」
「「「「なんだと?」」」」
「な、なんですか、それ!?」
「来い!坊主!!」


「えー!?なに!?なに!?怖い!いやだぁ―――――――――――――――!!!」


「何の騒ぎだ、凛!?」





私の叫びが好きな人に届く。
バタバタと足音を響かせながら、帰ってきて下さった瑞希お兄ちゃん。
そして私達を、バラさんを見ると、真顔をゆるめながら言った。





「なんだ、バラさんじゃねぇーか?コーヒー飲むなら、午後からにしてくれ。今、準備中だ。」
「だから客じゃねぇーんだよ!!上からの命令で、お前らを運ばなきゃなんねぇーんだ!!一緒に来い!!」
「あん!?」
「う、上からの命令・・・ですか??」
「そうだ!!用があるのは、凛道蓮と真田瑞希の2人だけだ!!さっさと来い!!」
「わっ!?」





ヒョイっと私を抱えると、外へと連れだすバラさん。





「待てコラ!!凛を離せ!!凛に気やすく触るんじゃねぇーぞ!!」
「助けて―――――――――瑞希お兄ちゃん!!」
「凛!!」
「凛たん、そこは烈司さんの名前も呼んで!!」
「モニカちゃんの名前も呼んでほしい!!」
「よ、呼びたければ、俺の名も呼んでいいのだぞ、り、凛道?」
「わはははは!!百鬼様と呼べ凛助~~~~~~~~~!!!」





そのまま、外へと連れていかれる私の後を追ってきて下さる瑞希お兄ちゃんと初代龍星軍のみな様。
外へ出れば、数台のパトカーが止まっていた。