彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)









「態勢を立て直そう、お母さん、おじいちゃん!!」
「ちくしょう!せっかく巡ってきた未子を殺すチャンスだったのに!!」
「チッ!!仕方ない―――――――引くぞ!!」


「そうはさせん!!」








現場から逃走を図る高野槙雄と舟槙の行く手をさえぎる人物。








「檜扇辰也!!」
「ばかもーん!!今は鳥恒光憲だ!!」








可児君の柔道の先生が、高野家の祖父と孫の前に立ちはだかる。










「竜憲兄上の仇!!」










そう叫んで、高野槙雄に迫る鳥恒先生。








「馬鹿が!!」








これに高野槙雄は懐に手を突っ込んで、素早く引き抜く。






「あ!?拳銃!?」






その手には、先ほど持っていたものよりも一回り、大きなサイズの飛び道具があった。






「師範っ!!」






可児君が叫べば、笑顔で鳥恒先生が叫ぶ。








「―――――――相打ちじゃ!!」








これに下品な笑みで高野槙雄は言った。








「お前だけ死ね!!」



(ふ・・・・!!?)

「――――――――――――ふざけんなぁ!!!」








高野槙雄の言葉を聞いた瞬間、私はブチギレた。
持っていたトンファーの1本を構え、








ブーン!!

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!

ガツン!!

「痛っ!?」

ガッシャーン!!








高野槙雄の手から拳銃を叩き落とした。








「当たった!!!」

まさに完璧!!

自画自賛!!

「ありがとう、凛道蓮君っ!!!」








そう鳥恒さんは叫ぶと、高野槙雄の胸倉をつかむ。










ガシ!

「ひっ!?」



「竜憲兄上の仇っ!!!」

ぐいっ!!



バッキーン!!

「おぶ!?」










顔面ど真ん中に、グーでこぶしを入れてから――――――――










「とりゃぁあああ―――――――――――――――!!!」

ヒュン!

ドドドーン!!!










見事な一本背負いを食らわせた。








「ぎゃあああああああ!!!」








まともに受け身を取れなかった高野槙雄は、頭から床に叩きつけられる。








〔★悪が成敗された★〕