「態勢を立て直そう、お母さん、おじいちゃん!!」
「ちくしょう!せっかく巡ってきた未子を殺すチャンスだったのに!!」
「チッ!!仕方ない―――――――引くぞ!!」
「そうはさせん!!」
現場から逃走を図る高野槙雄と舟槙の行く手をさえぎる人物。
「檜扇辰也!!」
「ばかもーん!!今は鳥恒光憲だ!!」
可児君の柔道の先生が、高野家の祖父と孫の前に立ちはだかる。
「竜憲兄上の仇!!」
そう叫んで、高野槙雄に迫る鳥恒先生。
「馬鹿が!!」
これに高野槙雄は懐に手を突っ込んで、素早く引き抜く。
「あ!?拳銃!?」
その手には、先ほど持っていたものよりも一回り、大きなサイズの飛び道具があった。
「師範っ!!」
可児君が叫べば、笑顔で鳥恒先生が叫ぶ。
「―――――――相打ちじゃ!!」
これに下品な笑みで高野槙雄は言った。
「お前だけ死ね!!」
(ふ・・・・!!?)
「――――――――――――ふざけんなぁ!!!」
高野槙雄の言葉を聞いた瞬間、私はブチギレた。
持っていたトンファーの1本を構え、
ブーン!!
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!
ガツン!!
「痛っ!?」
ガッシャーン!!
高野槙雄の手から拳銃を叩き落とした。
「当たった!!!」
まさに完璧!!
自画自賛!!
「ありがとう、凛道蓮君っ!!!」
そう鳥恒さんは叫ぶと、高野槙雄の胸倉をつかむ。
ガシ!
「ひっ!?」
「竜憲兄上の仇っ!!!」
ぐいっ!!
バッキーン!!
「おぶ!?」
顔面ど真ん中に、グーでこぶしを入れてから――――――――
「とりゃぁあああ―――――――――――――――!!!」
ヒュン!
ドドドーン!!!
見事な一本背負いを食らわせた。
「ぎゃあああああああ!!!」
まともに受け身を取れなかった高野槙雄は、頭から床に叩きつけられる。
〔★悪が成敗された★〕


