「味方のみな様、3歩お下がりください!!」
その言葉で、素早く3歩下がる一同。
私と瑞希お兄ちゃんも後退する。
全員が下がったところで、つなぐは叫んだ。
「軒猿流忍法――――――――――――――稲光雷電撃(いなびかりらいでんげき)!!」
バチバチバチ―――――――――――――!!
「ぐわああああああ!!?」
「ひやぁああああああ!!?」
高野槙雄と高野舟槙を筆頭に、悲鳴を上げていく敵達。
同時に、全員の手から拳銃が離れる。
床へと落下していった。
「体がバチバチする・・・!!?」
「電流が走ったのか・・・!??」
「左様♪しばらくは、なにも持てませんよ♪」
ブルブル、カタカタと身体を震わせる高野槙雄と高野舟槙に、妖艶な笑みを浮かべながらささやくつなぐ。
「我が君!!敵の無力化が完了いたしました!!下知を!!」
「ありがとう、つなぐ!!それじゃあ全員まとめて、こらしめてやりなさ―――――――――――――――い!!」
「「「「「「「「「押忍!!」」」」」」」」」
「やったるぜー!!」
私の言葉で、現役龍星軍と、臨時龍星軍と、瑞希お兄ちゃんが雄たけびを上げる。
「凛道蓮!!」
「はい!?え!?ヘルメットマンさん!?」
戦闘に加わろうとしたら、ヘルメットマンに呼ばれる。
「受け取れ。」
「えっ!?」
ポーン!
振り返れば、何かを私の方へと投げよこしてきた。
パシ!
キャッチしてみれば――――――――――
「僕の武器!!」
檜扇未子に没収されたトンファーだった。
それもバラバラにならないように、2本の武器が紐で固定されている。
「ど、どうしてあなたがこれを!?」
「おふくろが勝手をしたから、俺も勝手をする。持ち主であるオメーに返しただけだ。」
そう言いながら、ジロリと自分の母親をにらむヘルメットマンさん。
「うっ・・・!」
これに母親は、気まずそうに視線をそらした。
(息子には弱いのか・・・。)
もしかしたら、檜扇家で一番強いのはヘルメットマンさんかもしれない。
〔★檜扇湖亀よりはマシということになる★〕


