彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)









「味方のみな様、3歩お下がりください!!」








その言葉で、素早く3歩下がる一同。
私と瑞希お兄ちゃんも後退する。
全員が下がったところで、つなぐは叫んだ。










「軒猿流忍法――――――――――――――稲光雷電撃(いなびかりらいでんげき)!!」


バチバチバチ―――――――――――――!!



「ぐわああああああ!!?」
「ひやぁああああああ!!?」










高野槙雄と高野舟槙を筆頭に、悲鳴を上げていく敵達。
同時に、全員の手から拳銃が離れる。
床へと落下していった。





「体がバチバチする・・・!!?」
「電流が走ったのか・・・!??」


「左様♪しばらくは、なにも持てませんよ♪」





ブルブル、カタカタと身体を震わせる高野槙雄と高野舟槙に、妖艶な笑みを浮かべながらささやくつなぐ。










「我が君!!敵の無力化が完了いたしました!!下知を!!」


「ありがとう、つなぐ!!それじゃあ全員まとめて、こらしめてやりなさ―――――――――――――――い!!」


「「「「「「「「「押忍!!」」」」」」」」」

「やったるぜー!!」










私の言葉で、現役龍星軍と、臨時龍星軍と、瑞希お兄ちゃんが雄たけびを上げる。










「凛道蓮!!」

「はい!?え!?ヘルメットマンさん!?」










戦闘に加わろうとしたら、ヘルメットマンに呼ばれる。










「受け取れ。」

「えっ!?」

ポーン!










振り返れば、何かを私の方へと投げよこしてきた。







パシ!







キャッチしてみれば――――――――――








「僕の武器!!」








檜扇未子に没収されたトンファーだった。
それもバラバラにならないように、2本の武器が紐で固定されている。








「ど、どうしてあなたがこれを!?」
「おふくろが勝手をしたから、俺も勝手をする。持ち主であるオメーに返しただけだ。」








そう言いながら、ジロリと自分の母親をにらむヘルメットマンさん。



「うっ・・・!」



これに母親は、気まずそうに視線をそらした。








(息子には弱いのか・・・。)








もしかしたら、檜扇家で一番強いのはヘルメットマンさんかもしれない。





〔★檜扇湖亀よりはマシということになる★〕