「いだだだ!!肩が―――――肩が――――――――!!」
「落ち着け、おじい様。肩を撃たれたぐらいじゃ死なねぇ。」
「ぐははは!!良いぞ、舟槙(しゅうま)!!良いあたりだ!!」
「そりゃあ、おじい様の孫だからね♪さーて・・・この順番でいけば、次にいたぶるのは―――――」
そう言った高野舟槙の視線が、檜扇二三人で止まる。
それに気づいた口ひげ超エロ親父は、まくしたてるようにしゃべり始めた。
「俺の妻は元皇族だぞ!!殺したら、ただじゃすまないんだぞ!?」
「その元皇族なら、お母さんが踏んでるけど?」
「むぐう!!」
「くっ・・・!!!も、元皇族だけじゃないぞ!!俺を殺したら、国際問題になるぞ!!俺を殺したら、黙ってないぞ!!俺には、俺を溺愛するタイの―――――」
「うるさい。」
それでもまだ何か言おうとする口ひげエロ親父に銃弾を撃ち込むはとこ。
パーン!
「ひゃっ!!?」
弾は檜扇二三人に当たることなく、床に食い込んだ。
「チッ!外したか!まぁいい!これから時間をかけて、なぶり殺せばいいだけ・・・!!」
「ひっ、ひぃい!!柊護!!瑞希!!蓮!!何とかしてくれ~!!」
そう言いながら、瑞希お兄ちゃんに口ひげエロ親父が抱き着いてきたので、
「触るな!!」
私は首根っこ掴んで力任せに引きはがした。
「凛!?」
「瑞希お兄ちゃんが穢れる!!」
瑞希お兄ちゃんから引きはがせたので、これで一安心と思っていたら、
「うわーん!助けてくれ、蓮!!」
「ぎゃあ!?」
私に抱き着いてきた。
(やだやだやだ!!!胸の部分に触れるな!!!セクハラ!!!女の子とバレる!!!)
「ちょ、汚い汚い!!離れろ!!」
ググっ!
「見捨てないでくれよ蓮~!!」
「くっ・・・!」
力を込めて押しのけようとするが離れない。
「貴様!!我が君に触――――――」
「――――――凛に触るなっ!!」
ガシ!
グイ!
バキ!
「ぶっ!?」
瑞希お兄ちゃんが口ひげ超エロ親父の首根っこをつかみ、乱暴に引きはがし、私から離れたところで、顔面を殴り飛ばした。
ズザザザ!!
「二三人!!」
「真田瑞希!!私の愛息子を、実の父親になんてことをするの!!?」
ヘルメットマンさんに止血された老害2匹が、女癖が最悪の息子にかけよる。
それに瑞希お兄ちゃんは、ゴミを見る目で言った。


