「あははは!!あいかわらず、冷静で手際がいいな、柊護は~!?殺し甲斐があるほどムカつくわ・・・!!」
そんな声とともにうつむいていた顔を上げる高野舟槙(こうや しゅうま)。
その表情は、邪悪な笑みを浮かべていた。
「しゅ、舟槙(しゅうま)ちゃん、どうして!!?どうして、ばあばを撃ったの!!?拳銃の誤作動よね!!?悪口も、槙雄に言わされてるのよね!!?」
「俺の意志だよ加齢臭ババア!!!」
痛みで涙目になっている湖亀に、べーと舌を出しながら高野舟槙(こうや しゅうま)は答える。
「俺は一刻も早く、お前に死んでほしいんだよ檜扇湖亀!!!ずっとずっと!!殺したいほど大嫌いだった!!」
「な、なんですって!!?さんざん、可愛がってやったのに、何が不満だったの!!?」
「柊護に渡す小遣いの方が、俺より多かったからだよ!!」
「な!?柊護ちゃんは孫なのよ!!?差が出ても仕方ないでしょう!!?」
「そこがムカつくんだよ!!!普段は『孫同然』とかいいながら、待遇は孫とは違う!!!それがずっと不満だった!!!」
「そんな理由で、極悪老女を撃ったのですか?」
「そうだ、凛道蓮!!お前が親父に殺されなかったのは想定内!!!どうせ最後に、大伯母様殺しの罪で自殺する筋書きだからな!!!」
「あなた・・・お金が目的で、人を殺す気ですか?」
「だったらなんだよ!!?檜扇湖亀の遺産が入り次第、優秀な弁護士をつけ、保釈金を払ってダメ親父を釈放させる!!ほとぼりが冷めたら、事件を起こした責任を取って自殺した風に見せかけて、保険金を頂く!!だから檜扇家の人間はみんな、金だけ残してサッサと死ね!!!」
「き、貴様~!!わしらが孫同然に可愛がってやった恩をあだで返すばかりか、内心ではそんなことを思ってたのか!!?」
「へっ!!そうだよ!!若い愛人と遊び惚けてるジジイの相手はもうこりごりだ!!ゲテモノ食わされた恨みを思い知れ!!!」
そう叫んだ高野舟槙(こうや しゅうま)の銃口が檜扇達比古に向けられた。
バーン!!
「うぎゃああああああああああああ!!!」
「父さん!!」
「・・・今度は肩かよ。」
ギョッとして固まる口ひげ超エロ親父をよそに、祖母の止血を終えたヘルメットマンさんが撃たれたゲテモノ食いの方へ止血に行く。


