「我が家は、オンボロ賃貸でとにかく金がなかった!!だから金持ちになる一番の近道として、同じ年だった未子と友達になれば貧乏からおさらばできると両親は考えてくれた!!」
「ご両親の考え、間違ってますよ!!」
「間違ってない!!同じ人生歩むなら、苦労が少ない方がいいに決まってる!幸い、報道で未子がどこの幼稚園に入るか、大々的に宮内庁が発表したから入学できた!!わがままな未子は友達作りに苦労してたから、こっちが下手(したて)に出れば、簡単に友達になれた!!それどころか、大親友にもなったわ!!」
「それだけ恩恵を受けたのなら、殺害計画を立てる必要はないでしょう!?むしろ、未子さんを救って下さい!!」
「馬鹿言わないでよ!!わ・た・し・は!!わがまま女の大親友というのは建前で、ほぼ奴隷のような扱いを受けてきたのよ!!?常に、未子の顔色をうかがいながら、生きてきた!!未子が、自分が好きになった男がセックスがうまいかどうか知りたいから、試しにセックスして来いと言われて、その通りにしたのよ!!?そのせいで、本当に愛した人と別れる結果になったんだから!!!」
「はあ!?そんなことまでしたのですか!!?」
「それだけじゃない!!苦しい家計から、両親は毎月5万の金を私の小遣いとして渡してくれた!!少しでも、未子のレベルにあわせられるようにって!!だけど―――――――この女にとっての5万は、5円と同じ価値!!さんざん馬鹿にしながら、私に小遣いを恵んでくれたわ!!上皇妃の前で、お笑い芸人の物まねをして、その見世物料金として、札束を上皇妃と未子から叩きつけられても、笑顔で感謝の言葉を述べ続けた!!そうやって生きてきたのよ!!」
(や、闇が深い・・・・!!)
「代佳子さんあなた・・・・・病んでますよ。」
「関係ないわ!!やっと!!やっと!!長年の夢がかなう!!周りから同情されるぐらい、未子に依存している人間を演じてきたから、誰も私が未子を殺したことを疑わない!!憎くて、恨めしくて、ムカつく未子を、やっとこの手で殺せる!!こんな幸せってないわよ!!!あははははは!!」
そう述べ、壊れたおもちゃのように笑い続ける派手な中年女。


