「あたしを殺すだって!!?そんなこと、警察が調べれば――――――――!!」
「おいおい、もうボケちまったのか~!?警察を買収することも、死因を捏造する方法も、みんな姉さんが俺に伝授済みじゃないか~!?」
「な!?まさか槙雄!!?」
「そうだ!!山口は買収済み!!こっちの味方だ!!」
「ウソだ!!あいつは嫁の、未子の言いなりのはず!!」
「長年、男のプライドを傷つけられ続けることが、どんなに危険かわかってないのか姉さんは!?未子を殺していいことを条件に提示したら、即答で俺達の味方になったぜ~!?そうだよなー山口ちゃ―――――――――ん!!!?」
大音量で高野槙雄が問題の人物を呼べば、後ろの方から姿を現す。
「未子ちゃん!!?」
「未子っち!!?」
「嫁が!!」
「・・・完全に拘束されてるわけか。」
檜扇湖亀が、口ひげ超エロ親父が、檜扇達比古が名を呼び、ヘルメットマンさんが現状を口に出す。
ヘルメットマンさんの言葉通り、山口に腕を羽交い絞めにされ、ロープでグルグル巻きにされ、口もふさがれた姿の檜扇未子が出てきた。
しかも隣には、元皇族に銃を向ける高野代佳子の姿がある。
「なにがどうしてそうなったのですか!!?」
思わずツッコミを入れる私に、完全に悪い奴の顔で高野代佳子が言い放った。
「見ての通りよ!!凛道蓮と真田瑞希ペアと、檜扇のジジイと孫が戦って凛道ペアが檜扇のジジイ達を殺し、さらには未子と檜扇湖亀を殺すというシナリオよ!!」
「はあ!?何言ってるのですか!?誰が人殺しなんかしますか!!お断りです!!」
「あははは!あんたの意見なんてどうでもいい!!こっちで皆殺しにして、偽装するから安心して死んでよ♪」
「な!!?」
「テメーら!!俺らを邪魔者排除の道具に使う気か!!?」
「そうらしいな。」
「な・・・なんじゃと―――――――――!!?」
驚く私と、激昂する瑞希お兄ちゃんと、淡々とするヘルメットマンさん。
ジジイに至っては、ワナワナと怒りで震えていた。
そんな中、即座に反応したのは檜扇家の真の支配者だった。


