「高野槙雄は、檜扇湖亀から政権交代するのが目的。俺とおじい様も殺して、その罪を凛道蓮と真田瑞希に着せ、罪を擦り付けた2人を自殺に見せかけて皆殺しにするってのが・・・・高野槙雄の筋書きだろう。」
「はあ!?冗談じゃないですよ!!なんで僕と瑞希お兄ちゃんが、無実の罪で殺されなきゃならないわけ!?」
「都合がいいからだ。そうだろう?」
「ひゃははは!!その通りだ、柊護!!」
ヘルメットさんの推理に、正解発言をする高野槙雄。
「しかも、それだけじゃないだろう?」
それでヘルメットマンさんが言葉を続けた。
「さらに言えば、凛道蓮をトラックでつぶそうとしたのもオメーの仕業だろう?」
「なに!?あいつが凛を!?」
「僕を殺そうとした犯人!?」
瑞希お兄ちゃんと私が聞けば、吸っていたたばこを携帯灰皿に入れながらヘルメットマンさんは言った。
「そうだ。そうすることで、おばあ様への臓器提供者候補を消すつもりだったんだろう。精肉機でミンチにしようとしたのも、高野舟槙(こうや しゅうま)を巻き込むことで、孫も被害者と思わせるつもりだったが―――――――――そっちは、計画が狂っちまって未遂で終わったから、これからおばあ様達の偽装殺人をすることにしたんだろう?」
「フン!!まったく・・・柊護、お前はいまいましいほど、頭のいいやつだな!!」
否定することなく、吐き捨てるように高野槙雄は言う。
「馬鹿息子が使えないのは想定内!!捕まることも想定して計画を立てた!!一番良いのは、姉さんが臓器提供を受けられずに死ぬことだったが―――――――予想以上に二三人の愛人のガキが多すぎて、俺が手を汚すことになったが仕方ない!!檜扇家の財産も特権も手にできるなら、手段を選んでられないからな!!」
「ふ、ふざけんじゃないよ!!」
「母さん!!」
弟の本性を知り、激昂する姉。


