彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「忍びの奴が裏切ったんだ!!奴にやられた!!」
「だからーお金による割り切った関係だったのに、裏切ったと言う言い方はやめろ。」
「なんですって!!?息子を!!愛息子を裏切るなんて許さないわ!!お前も殺してやるっ!!」





怒り狂いながら、夫の腕から這い出ると、私達を指さしながら極悪人は言った。










「拷問にかけて殺してやる!!旦那様と柊護ちゃんで挟み撃ちにして、3匹を捕まえるのよ!!いいわね!!」
「おお!!もちろ――――――――――!!!」



「おふくろはどうした?」










2つほど低い声で、ヘルメットマンさんが聞く。
それに湖亀は、イライラしながら答える。








「バカ嫁だったら、弟達と一緒よ!!早く捕まえて、柊護ちゃん!!」
「つまり、俺達は不利になったと言うことか・・・。」
「はあ!?な、なにを言い出すの、柊護ちゃん!!?どう見ても、凛道蓮とばあばたちでは、ばあば達が有利じゃない!??」
「それはあってる。けど、全体で考えた時に、俺ら共倒れになるって言ってんですよ、おばあ様。」
「はあ!!?何言ってるの、柊護ちゃん!??」



「どういう意味ですか、ヘルメットマンさん?」








思わず質問すれば、ヘルメットマンさんが私を見る。
そして、淡々とした口調で言った。










「おふくろが・・・檜扇未子様が、人質になったってことだよ。」



「「「「「人質!!?」」」」」










私を含め、瑞希お兄ちゃんもつなぐも、口ヒゲ超エロ親父も、外道夫婦も声をそろえて叫ぶ。
これにヘルメットマンさんは、ゴキゴキと、首を鳴らしながら言った。








「見ろ、凛道蓮。オメーらの背後から来たぞ。」
「え!!?」








そう言われて振り向けば、高野舟槙と高野槙雄を先頭に、老害夫婦の兵達とは違う色のスーツを着た部下を引き連れて、悪い奴らがやってきたのだった。