「畜生!!この俺様を馬鹿にしやがって!!」
「俺様といえば、百鬼さん!百鬼さん達先輩方なら大丈夫と信じたいですが・・・つなぐ、先輩方とカンナさんと雷太達は無事ですか?」
「ご安心を、ご無事でございますよ、我が君。」
「おい、無視すんなよ!!」
「つなぐが優秀な忍びであることは知ってましたが・・・よくこの短時間で、僕と瑞希お兄ちゃんが拉致された場所を突き止められましたね?」
「ふふふ♪それは、真田殿からご説明頂いた方がよろしいかと♪」
「え!?どういう意味ですか、瑞希お兄ちゃん!?」
「チッ!烈司がしゃべったか・・・。」
「だから無視すんなよ!!」
外野がうるさかったがスルーを続ければ、私の耳元に口を寄せた瑞希お兄ちゃんが小声で教えてくれた。
「凛に時計やっただろう?」
「え!?あ、はい。今もつけてますが・・・これがなにか?」
「その時計のサイドパーツは、発信器になってんだよ。」
「えっ!!?」
(常に居場所がわかるというあの!?)
「つまり~我が君の時計を頼りに、ここまでたどり着きましたぁ~♪」
「オイこら!!さっきから、何しゃべってんだ!!内緒話はやめろ!!」
「うるさいなぁーせっかく我が君独り占めできてたのに・・・」
不機嫌そうに言うと、私から離れながらつなぐは言った。
「我が君、真田殿。ここは俺に任せて逃げて下さい。」
「ダメだよ!!つなぐを置いていけない!!」
「大丈夫ですから、ババアも置いていって下さい。忍びには、たくさん術がありますのでご心配なく。」
「できないよ!!つなぐは僕の大事な友達だよ!!」
「でしたらなおさら、友達の気持ちを受け取って下さい。友として、腹心として、どうかお任せを・・・!」
「つなぐ・・・。」
「・・・凛、この場は関山に任せよう。」
「瑞希お兄ちゃん!?」
「金で関わったとはいえ、関山は口ひげエロ親父のJの扱いを分かってる。」
「真田殿の仰る通りです♪さあ、お早く!我が君!」
「つなぐ・・・!!」
後ろ髪を引かれる思いで、私の手をつないでくる瑞希お兄ちゃんとその場を離れようとした時だった。


