彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「やめろ!!凛に手を出すな!!」
「降参して、檜扇湖亀を渡して、お前の心臓を差し出すなら、凛道蓮は殺さないでやる!!」
「寝言は寝てから言いやがれ!!降参もしないし、凛も渡さない!!」





そう叫び、戦闘態勢をとる瑞希お兄ちゃん。





「凛道蓮から離れろ真田瑞希!本当に撃つぞ!?」
「撃てよ!迎撃体勢は万全だ!」
「やめて下さい瑞希お兄ちゃん!あいつは、賞金稼ぎ達を本当に――――」
「そうだ!!俺が実際に人を撃ったことを、忘れてないよな凛道蓮?」
「知ってるぞ!凛から聞いてる!!下手な撃ち方だったから、弾が取りやすかったって聞いてるぜ?」
「僕そんなこと言ってませんよ!?あおっちゃダメです、瑞希お兄ちゃん!!」
「生意気な!下手かどうか、耳を吹き飛ばして証明してやる!」





ライフルの口が瑞希お兄ちゃんの右耳に向いた瞬間だった。








カッ!!








ライフルの口に何かが刺さる





「うお!?」





ビックリしてライフルの口の軌道を変えれば、それは父親の手にささった。








ザクッ!

「ぎゃあああああああああ!?」
「あれは―――――――――――手裏剣!?」



「卍手裏剣でござる。」








そんな声に合わせ、私と瑞希お兄ちゃんの頭上を一回して、私達の前に着地する人物。








「龍星軍、遊撃隊長補佐、関山つなぐ、推参!!」
「つなぐ!!」
「いたたた!?お、お前は!?軒ざるの忍び!?」
「今は、凛道蓮様の腹心だ!!くらえ、悪漢!!」








そう叫ぶと、手で印を結びながら叫んだ。










「軒猿流忍法――――――――――――――業火爆炎撃(ごうかばくえんげき)――――――――!!」










印を結んだつなぐの両手から炎が発射さえれる。
まるで、火炎放射器の様だった。
その炎は、見事Jに直撃した。








「ひぎゃあああああああああああ!!?」








スーツを着た部下が、慌てて燃えているJに消火器を浴びせるが、火は一向に消えない。








「見てたのに忘れたの、J様?秘伝だから、消火器じゃ消えないよー?」








キレイな笑顔でつなぐは言った。










「俺を狙い―――――我が主・凛道蓮様を、小型ロケットミサイルで撃った件の借りは返したぞ。」










ジェイソンの仮面が燃え落ちた時、素顔がさらされた。
その顔を見て、私は思わず叫んでいた。