彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)












「だったらなんだってんだ、クソババア!別れたフリして、裏ではつながってたってことだろう!?」
「馬鹿だね!隠れてコソコソ会えば目立っちまうから、本当に会わずにいたんだよ!そもそも、勘当されたことで、達比古の収入はなくなった!金がなきゃ、遊ぶどころか、おまんまも食えやしない!一緒にいるメリットがない!だから一芝居うったんだよ!」
「本当に――――――――鳥恒先生のおじいさんを殺したのですね・・・?」



「そうだよ!!」











私の問いに、悪びれた様子もなく肯定した檜扇湖亀。










「達比古の勘当をといてもらわないことには、檜扇家を私のものに出来ないからね!檜扇家を自分のものにしようと思えば、当主だった檜扇のジジイは邪魔だった!だから、達比古が、大学で動物に使う薬を、心室細動を起こす薬を、ジジイのコーヒーに混ぜてあの世に送ってやったのさ!!」



「えっ!!?」

(あの世に送っ・・・・・!?)




「殺したのか!!?」










目を見開いて瑞希お兄ちゃんが怒鳴れば、ドヤ顔で湖亀は言い放つ。








「私は堕胎をしたんだよ!?それぐらいの仕返しをして何が悪い!?」
「仕返し!?テメーのしたことは、赤ん坊を脅しの道具にするために殺しただけじゃねぇか!?テメーの欲望のために、何の罪もない赤ん坊のを殺した人殺しが偉そうに言うな!!」
「そうですよ!あなたには罪悪感と良心はないのですか!?」
「そんなもんがあれば、金に困らないとでも言うのか!!?」
「なっ!?」








情に訴えてみるが、悪女は開き直った上にさらに悪態をつき始める。