彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)









「目立ちたがり屋で、国民の気を引こうとするし、キャリアウーマンだったのを自慢するから!!」
「現皇后さまは、人目を引く美しさと上品な立ち振る舞いをする方である上に、国民に寄り添う姿勢を見せるから、国民に慕われてるんだ。外国の要人をもてなすので、通訳なしで流ちょうに複数の語学を放される。それに比べ、社会に出て働いたことのない、英語もまともにしゃべれないお前のおばあ様と母上の言うことを信じきれるとか、お前おかしいんじゃねぇの?」
「それが複雑性PTSDの病気を持つ私に言うことなの!!?」
「上皇妃は、自分に不利な報道が出るとする病気になったって隠れるよな?詐病はおばあ様ゆずりか?」
「私はウソじゃない!!病気なの!!」
「え!?『私は』!?」
「あ!!?」








しまったと言う顔をする元皇族を見て、確信をする。








「上皇妃が、詐病をしていることを、孫のあなたは気づいているのですね?」
「うるさいうるさい!!話を逸らすな!!とにかく!!私を守るためにおばあ様が派遣してくれてる後宮警察はすべてエリートぞろいなのよ!!?ヤクザがよこしてきた肉体強化ドラックを使ってるインチキ兵隊とは違うんだから!!」
「肉体強化ドラック!!?」
「未子ちゃんッ!!!」








聞き捨てならない言葉を聞き消す私の声と、檜扇達比古の声が重なる。








「しゃべり過ぎだ!!!」








青い顔で言う義父に、義理の娘は食ってかかる。








「だって!!病気の私を庶民が馬鹿にするから!!」
「あーめんどくせぇ!!もういいじゃねぇか!!」
「槙雄!?」
「槙雄叔父様!?」








そんなみにくい2人に、大声で高野家の祖父は言った