「やめろ、凛!俺は気にしてない。」
「僕が気にしますよ!」
「それよりもお義母様の身体を気にしなさいよ!!」
「つーか、檜扇未子さん、栂の宮様の実家も大したことないなぁ~」
「なんですって、凛道蓮!?」
「事実だろう?あんたの非常識を見れば、皇室警察をして気に使っていてもおかしくないが、結局は実戦経験のあるヤクザの私兵方が役立ってる。あんたの手ごまは九条アキナ以下だ。」
「馬鹿にするな!!使ってるわよ!!」
「・・・使ってる?」
「今、私の周りにいる護衛は、お前達を連れて来たのは私服の皇室警察よ!!」
「・・・降嫁すれば、皇室関係の力は使えないはずだろう?なんで、あんたは許されてるんだ?」
「おばあ様とおじい様に、一番愛されてる孫だからよ!!天皇の娘より、私の方が先に生まれてる!!目上なの!!年長者で、選ばれたものだから上皇妃にも愛されるの!!」
「・・・今までの話をまとめれば、上皇よりも、上皇妃の方が偉いみたいですね?現在の皇室は?」
「おばあ様は民間から嫁いで、義理の母にいじめられ続けても、耐えた苦労人よ!!人の痛みがわかるの!!」
「義母をいじめていたのは、上皇妃だろう!!」
「瑞希お兄ちゃん!?」
それまで黙っていた瑞希お兄ちゃんが口を開く。
「上皇妃は自分が悲劇のヒロインになるウソを国民に伝え、最後は義理の母を介護虐待した。昭和天皇でさえ、敬わなかった罰当たり。それが正しい情報だ。」
「そうなんですか!?」
「違う!!母上はそうは言わなかった!!」
瑞希お兄ちゃんの言葉で、違うリアクションをする私と元皇族。
そんな私達・・・特に元栂の宮を冷たい目で見ながら、瑞希お兄ちゃんは言い放った。
「同じ穴のムジナだから、上皇妃をかばっってることにまだ気づかないのか?上皇妃が黒幕でケツもちしてることを良いことに、現皇后いじめをしてる母上だもんな。」
「母上は悪くない!!あの女が悪いのよ!!」
「皇后様のどこが悪いんだ?」
「全部よ!!」
瑞希お兄ちゃんの問いに、今まで以上に声を荒げながら答える元皇族。


