「生まれとお育ちがわかりませんので、あだ名で呼びます。僕と真田瑞希様は、檜扇湖亀さんのために検査なんて受けませんからね。わかって下さい、公衆便所。」
「こ・・・公衆便所!!?」
「凛っ!!なんで公衆便所なんだ!!?」
「え?前に百鬼さんから聞いたのです。ヤンキー世界では、誰とでもセックスする人のことを公衆便所と呼ぶのだと。あ・・・あとは、バナナバンクとも呼ぶとか。とりあえず、公衆便所の方が汚い印象を受けたので、公衆便所にしました。」
「馬鹿野郎!!ヤリマンの―――――男にだらしない女のことを、公衆便所って言うんだぞ!!?胸糞悪いが、このババアはヤリチンの檜扇二三人一筋だ!!他の男の出入りは多分ない!!」
「ええ!?そうなのですか!!?」
「そうよ!!誰が公衆便所よっ!!」
「てか、ヤリチンって、どういう意味ですか、瑞希お兄ちゃん??」
「はあ!?マジかよ・・・知らねぇーの?」
「ちょっと!!私を無視するんじゃないわよ!!」
「いいか、凛・・・ヤリチンっていうのは、女遊びがひどいやつのことだよ・・・!まあ、檜扇二三人の場合は、女狂いの方が正しいかもな~」
「わかりました。女狂いの夫を持つ檜扇未子よ、僕らを家に帰して下さい。」
「ふざけないでよ!!なんでそんなあだ名になるのよ!!?無礼者!!」
「無礼者だなんて、古風な言い方ですね~時代劇がお好きなのですか?」
「黙れ!!無礼者!!無礼者!!無礼者!!お母様とおばあ様に言いつけてやる!!」
「え~・・・まだ、アクの強い悪女達がいるのですか?バルサンたけば、退治できますか?」
「こ、この無礼者の極まりめ!!お母様とおばあ様をゴキブリ呼ばわりするなんて!!」
「安心して下さい。あなたもカウントに入ってますから。ゴキブリの未子さん。」
「きぃいい!!これだから下郎はイヤなのよ!!」
「だったら、俺らみたいな下郎に頼らずに檜扇のお義母様を救えや。凛、帰るぞ!!」
「はーい!!」
「待ちなさい!!」
正妻さんに背を向けたら言われた。


