「おまっ!?まさか、凛道ガール3号の一ノ瀬ますみか!!?」
「そうだけど!!」
「いや、違いま――――――」
「りっくんは黙ってて!!」
そう言いながら、カツカツとヒールを鳴らしながら近づいてくる可愛い子ちゃん。
両手を腰に当てると、私が胸倉をつかんでいる高野舟槙をにらみながら言った。
「女の子を馬鹿にする男尊女卑な考えも、男の友情を利用してイジメるのも最低!!あんたみたいなゴミクズは、りっくんの手で地獄に落ちろっ!!」
「ふざけるな!!僕に何かあれば、檜扇家が黙ってないぞ!!?」
「あら~?あなた、その檜扇の一族から追放されそうで、追放を免れるために、りっくんとお兄様にドナーのお願いに来たんじゃなかったっけ~?」
「あ!?」
ますみちゃんの言葉で、現実を思い出す高野舟槙。
ますみちゃんの解説を受け、私も発言をする。
「つまり――――――――――檜扇家がお前を助ける可能性はない。そうなると、過去と現在で、高野舟槙が犯した犯罪を警察に訴えても受理される・・・ということになるか?」
「あああああ!?」
焦る表情と声を出す相手から手を放す私。
「ますみちゃん、どうやら僕が手を下さなくても司法が、裁判所が動いてくれそうだよ?」
「うふふふ♪そうみたーい♪判決が楽しみ♪」
「や・・・やめろ!やめてくれ!!謝るから、裁判だけは、前科付きにだけはしないでくれ!!」
「今さらおせぇよ、ばーか。話は裁判所でしろ。」
「待って待って待って!本当にごめんなさい!!僕が悪かったです!!許して下さい!!2度としません!!」
「5度も悪さしてる奴のセリフかよ!!あと、謝る相手間違えてるぞテメー!!」
「落ち着け、凛!未子親子が関わらないなら、片付けるのは簡単だ。皇助、拘束しろ。それができたら、伊織を運転手に、高野舟槙が逃げないように、弁護士事務所まで送迎だ。」
「わはははは!!任せろ!!」
「やれやれ・・・引き受けてやろう。」
「い、嫌だ!!やめて!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!助けて下さい!!」
「わはははは!!往生際がわりぃんだよぉ~♪」
後ずさる高野舟槙を、百鬼が捕まえようとした時だった。


