彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)









「つーか、凛に対する罪状が納得できねぇぞ!なんで殺人未遂がつかないんだ!?」
「それは母さんが、未子さんに泣きついて、殺人じゃないようにしてくれたんだよ!!」
「はあ!?そんなことができるのですか!?」
「未子さんなら、出来るんだよ!!」
「僕が被害届を出さないと思ってるのですか?」








出したいけど、出すと性別がバレるので出す予定はない。
それでも、出しますオーラをただよわせながら言えば、ゴミクズやろうは言った。








「ムダだよ!!母さんは殺人未遂犯の妻になりたくないから、大親友の未子さんにお願いして、受理させないようにする!!被害届は受理されない!!」








その言葉で、傷ついた男女5人の姿が浮かぶ。








「ほぉ~そうやって、桐生ほなみさん、東雲冬美さん、竹田里奈さん、林利勝さん、田中かえでさんの件も、モミ消してきたんだっけな~?」
「そんな昔話、今は関係ないだろう!!?」
「大ありだよ!!つーか、何しに来やがったんだ!?高野家のゴミクズ孫!!?」
「蓮クンと真田瑞希君に助けてほしくて来ました!!」

「「助ける?」」








瑞希お兄ちゃんと声をそろえて聞き返せば、悲痛な表情で高野舟槙は語り始めた。








「今回、父さんが脅迫したことで、大伯母様がお怒りなんだ!!」
「いや、脅迫じゃなくて殺人未遂でしょう!?」
「このままじゃ無一文で、年老いた祖父と、か弱い母と共に、一族から追放されてしまう!!」
「そうですか。」
「そうか。」
「何他人事みたいに言うんですか!!?助けようとは思わないんですか!!?」
なぜだという顔で訴えてくるので、私も同じような顔を作りながら聞いた。
「どうして助けてもらえると思ったの?」
「え!?」
「『え!?』じゃ、ないよ。悪いけど、殺されかけた身としては、関わりたくないです。つーかお前、桐生ほなみさんと、東雲冬美さんと、竹田里奈さんと、林利勝さんと、田中かなでさんに何したか、忘れたのか・・・!?」
「うっ!?そ、それは!!」
「高野舟槙、オメーの悪行は凛から聞いた。俺の方からも、被害者の皆さんたちから詳しくお話をお聞きした。許しがたい犯罪をしてる上に、可愛い凛を殺そうとした奴の身内がどうなろうが、俺の知った事じゃねぇ。さっさと帰れ!!」
「ひどい!!俺も被害者なんですよ!!?」

「「そこは同情だけする。」」

「助けて下さいよ!!」

「「どうしろってんだよ?」」







瑞希お兄ちゃんと声をそろえて聞けば、必死の形相で高野舟槙は言った。