「高野家の人間が、俺の自宅兼店舗に入り込んでくるんじゃねぇよ!!」
「ああ~!!真田瑞希さんの方が確実だ!!助けて下さい、真田瑞希さん!!」
「はあ?」
「なっ!?」
高野舟槙は大声で叫ぶと、瑞希お兄ちゃんに抱き着こうとする。
「瑞希お兄ちゃんにさわ――――――――!!」
「瑞希に触んな。」
ドン!
「うわ!?」
「烈司さん!!」
間一髪のところで、高野舟槙による瑞希お兄ちゃんのハグを阻止するヘビースモーカー。
「凛たんと瑞希に近づくな。用件あるならそこで言いな。ドナー候補の2人に聞こえるように、大声でな。」
「父さんが自供したんだ!!俺達を殺そうとした理由を!!」
「高野長月が?」
「そうだよ蓮ク~ン!!」
聞き返せば、情けない顔でうなずきながら高野舟槙は言った。
「俺と蓮君を殺そうとしたのは、お伯母様と大叔父様の遺産の――――生前贈与の金額が少ないことに、不満を持って脅す目的でしたって言うんだよ!!」
「つまり、お金のために、実の息子まで殺そうとしたのですか?」
「違うっ!!殺すふりをして脅すつもりだったらしいんだ!!」
「いやいやいや!僕、ミンチになる機械の中に身体が入ってたんですけど!?」
「寸止めだったじゃないか!?」
「あれで寸止め!!?」
「そう!それなのに、脅迫ということで話が進んでるんだよ!!」
「はあ!!?脅迫~!?」
(冗談じゃないよ、マイケルジョーダン!!!)
「完全に殺人未遂でしょう!!なのに、なんで脅迫なんですか!?てか、チワワを殺した件はどうなるんですか!!?」
「あれは、父さんがペットショップで買った私物だから問題ない!!」
「私物!?」
ふざけんな!!
(動物の命のなんだと思ってんだ!!?)
〔★全世界のワンちゃん好きを敵に回す発言だ★〕
「ふざけるな!!私物だから殺していいわけないだろう!!?立派な犯罪だぞ!?」
「そうだな、凛。犬猫の場合、殺せば器物破損になる。」
「そうなのですか、瑞希お兄ちゃん!!?てか、器物って、物扱いなの!?」
「今の日本の法律だとそうなる。」
腕組みしながら、低い声で教えてくれる好きな人。
生き物なのに、器物なんて・・・なんてひどい扱いなの!!
〔★納得できない扱いだった★〕


