彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「なにそれ!?りっくんなによそれー!?」
「ふざけんなよ凛!?なに堂々と、いちゃついてやがんだテメーは!?」
「てか!りっくんと密着できるてるとはいえ、身動き取れないのは困るから離れてくんない!?高千穂カンナ!?」
「ああ!?小娘がざけんな!!テメーが離れろや!!オラ!!」

グイ!

ポーン!


「きゃあん!?」

ドサッ!


「ますみちゃん!?」





カンナさんが襟首つかんで、力技でますみちゃんを私の胸から引き離す。
ますみちゃんはあっさりと私から離れてくれたが、その場に、床に、しりもちをついてしまう。





「いったぁ~い!ひどいよぉ~・・・!」
「ますみちゃん、大丈夫!?」





思わず、開いている方の手を差し出せば、ますみちゃんの目の色が変わる。





「痛かったよ、りっくーん!慰めてぇ~!」

ガシッ!!





そう言いながら、私の右腕に両手を絡めてくるますみちゃん。





「お尻痛―い!」
「ああ、よしよし!大丈夫ですか?悪いのは僕なので、カンナさんを怒らないで下さいね。」
「おいおい凛!?なにやってる!?せっかく引き離したのに、なに一ノ瀬ますみとの腕組みを成立させちまってるんだよっ!?」
「え!?あ!?本当だ!」
「ふっざけんなよ!!テメー!!」
「ぐえ!?」
「この女好きがァ~!?だったらあたしも、ここでしっかりシップみたいにくっついて、見張っててやるから覚悟しろよぉ~!?」





そう言いながら、胸倉をつかみつつ、げんこつであごの下をゴンゴンしてくるカンナさん。





「なんだあれ・・・。」
「なんだじゃねぇよ、秀!!大河のせいで、りんどーの後ろは鳴神さん、左に小林、右にますみちゃん、正面センターにカンナが配置されちまったんじゃねぇーか!!」
「そりゃあ、見ればわかるけどよ・・・。」
「ちくしょーカンナが!!テメーのせいだ!大河、この野郎!!」
「お、俺に八つ当たりすんじゃねぇ!」
「いいや!大河のせいだ!!そうっすよね、真田先輩!!」
「おう、大河の後押しのたまものだ。」
「瑞希さん!?」
「凛め・・・無意識で完璧な極楽天国ハーレムを作りやがって・・・。」
「ちょっと!聞こえてますよ、瑞希お兄ちゃん!?どこが極楽!?どこが天国ハーレム!?」





抗議した瞬間、背中に2つの弾力を感じた。