「何やってんだ凛!!?戦争前にして、女といちゃつくなんて良い度胸してるじゃねぇか!?」
「カ、カンナさ・・・ぐえ!?」
「きゃあー!?りっくん!?」
瑠華さんが私と腕組みした時、ますみちゃんが胸の中にいるにもかかわらず、器用に胸倉をつかんでくるカンナさん。
「テメー!!緊張感ないのか凛!?」
「涼ちゃん~こっちいらっしゃいよぉ~!りっくんが、左腕を組んでほしいって!」
「え!?わ、私と凛君が腕を組む!?」
「言ってませんけど瑠華さん!?」
「ちょっとーひどいこと言わないでよ、りっちゃん!涼ちゃんと腕を組むのがそんなに嫌なわけ~!?」
「そうは言ってませんけど・・・」
「よせ、凛!」
「じゃあ、OKってことね♪涼ちゃん!早く早く!早く来なさい!」
「で、でも・・・。」
「年上の言うことは聞くものよ~?」
「で、では・・・」
おずおずと立ち上がると、私の左側にやってくる涼子ちゃん。
「凛君・・・。」
「涼子ちゃん。」
「あ、あの・・・あのですね~凛君が嫌なら・・・と申しますか、私と腕組むとか嫌ですよね・・・だから無理しなくていいので、その・・・」
「え!?嫌じゃないよ!なんでそんなこと言うの!?」
「えっ!?」
「涼子ちゃんに腕を組んでもらえたら、僕は嬉しいよ?だから、自分をさげすむような言い方をしないでほしい!」
「凛君・・・!」
「僕と腕を・・・組んでくれる?」
「は・・・はい!喜んで・・・!」
私の申し出に、真っ赤な顔でうなずくと、両目をつぶり、勢いよく私の左腕に両腕を絡める涼子ちゃん。
「あ、汗臭かったら、言って下さい!離れますっ!」
「ううん、僕と同じで石けんのいい香りがしてすきだよ、涼子ちゃん♪」
「好・・・!?ひえぇぇぇ~~~~!」
私が笑顔で言えば、私の左腕にしがみついたまま、硬直してしまう涼子ちゃん。
その姿が可愛いと思う私。
〔★凛は天然たらしだ★〕


