「今から凛が飲むドリンクを用意する。でいいな?」
「は、はい!」
「お兄ちゃんがドリンクを用意するまで、『真田瑞希の関係者』と名乗った親子と、ヘルメット野郎がどうバッティングしたのか、説明できるようにしておけ。ヘルメット野郎と2ケツについても語れ。ヘルメット野郎との2ケツについて、詳しく語れよ・・・!?」
「わ、わかりました・・・。」
首を縦に振りながら答えれば、私の隣の席にご自身のお財布を置いて、無言で私から離れる瑞希お兄ちゃん。
(2ケツについてく語れって、2度言われたけど、そんなに2ケツしたのがまずかったの??)
ヤマトと2ケツしてても、瑞希お兄ちゃん何も言わないじゃーん!?
(いったい、どうしたの??)
わけがわからぬまま、地蔵のように固まって、ドリンクが出来上がるのを待つ私。
そこへ、スリッパから靴に履き替えた雷太がやってきて、私の隣―――――――お財布が置かれていない方へと座る。
雷太の後から、こちらも靴に履き替え直した烈司さん達がやってきて、キッチンにいる瑞希お兄ちゃんのドリンクオーダーしていく。
ムスッとした顔で、烈司さん達に返事もせずに手を動かす瑞希お兄ちゃん
それを烈司さん達は、全く気にする様子はない。
気になるのは私だけで、チラチラ瑞希お兄ちゃんの方を見てしまう。
相変わらず不機嫌そうな瑞希お兄ちゃんに不安な気持ちでドキドキする一方、ご機嫌斜めなお顔も素敵だとドキドキするのだった。
〔★凛はどんな時でも恋を楽しんでいる★〕


