「そうだろう!?あの女は、夫を治すための看病をしなかった!介護をするどころか、気分転換だと大好きなパチンコ通いをする日々!それを夫の兄弟が怒れば、『あんたのせいで私が怒られた!』と、病気で弱っている夫にヒステリーを起こしたんだ!それを見て、これはいけないと思った夫の兄弟達が、日替わりで兄である最初の夫の看病をすることにした!それにあの女は、喜んで夫の世話を夫の兄弟に丸投げし、自分は毎日遊び歩いた!」
「約束守ってないじゃないですか!?介護じゃないけど、看病するのを喜んで放棄したってことですか!?」
「そうだ!それだけじゃない!最初の夫は糖尿病の合併症で手術が必要だったが、手術に耐えられるだけの体力がなくなっていた。そのため医者から『食べれるものなら何でも食べて下さい。糖尿病で禁止されている食材でも、体力をつけるためなので食べていいです。』と言われとった!」
「え!?そういう治療法もあるのですか!?」
「あるんだよ、凛道蓮君!だから兄弟達は、兄がどんな食べ物ならば食べられるか試した!作って出しても手を付けない品もあれば、口に入れても吐き出す時もあった。いろいろ試した結果、かぼちゃの煮物が食べられることがわかった!」
「美味しいですよね、かぼちゃの煮物。」
「そうだな。ビタミンだけでも、4種類取れるからな。」
「・・・最初の夫は8人兄弟の長男で、そのうちの長女が作ったかぼちゃの煮物をたくさん食べた。」
「8人!?多いですね!?」
「昔は、子だくさんが普通だったからな。」
「かぼちゃの煮物を食べ出してから、他の料理も食べれるようになっていった。その様子に兄弟はもちろん、医者も安心していたんだが―――――――――」
そこで鳥恒先生の表情が険しくなる。


