「凛から離れろや中坊!!」
「やだね!離したら、凛先輩を叩く気だろう!?」
「叩くか!つまむだけだ!!」
「じゃあ離さねぇ!!」
「冗談じゃねぇ!離せ!!」
「いやだー!離れるもんかー!」
「く、苦しー!せまい、せまい、せまーい!」
「つーか、なにがどうしてそうなって、凛たんと抱き合うことになったんだ、中坊よ?宗方さんに話してみ?」
「聞いてくれよ宗方さん!!凛先輩、ヘルメットマンと2ケツしてつるんでただよ!!」
「「「ヘルメットマン?」」」
「2ケツだとー!!?」
「わははは!!」
烈司さんの問いかけに雷太が答える。
それで声をそろえる烈司さんとモニカちゃんと獅子島さんと、怒りをあらわにする瑞希お兄ちゃんと、楽しそうに笑う百鬼。
他の4人はともかく、瑞希お兄ちゃんの表情がよくないものになったので、言ったらいけないことだったのだと思う私。
「ちょ、バラさないで雷太ぁぁぁ!!!」
「なんですかそれ!?やましいことでもあったんすか!?ないっすよね!?ないっすよね!?」
「ないけどさ!!言うタイミングというものを、もう少し考え―――――――――!」
「り~ん~・・・!!!」
近距離で怒鳴れば、横からドスの効いた声が響く。
「凛がそう言うってことは、事実なんだな!!?どうなんだ、凛!!?2ケツしたのかっ!!?」
「し、しました。」
「やましいことはなかったんだな!!?」
「ありえません!!」
メンチを切られ、好きな人ににらまれるという拷問を受け、嫌われたくない一心で伝える。


