彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)








「部落は関係ない!!関係あるが、関係ないんだ!!いや、むしろ、その部落を利用している悪女たちに問題があるのだ!!」
「利用??どういう意味ですか?」
「凛道蓮くん・・・・部落には、2種類の人間がいる。真面目に生きている者達と、部落出身者という肩書を免罪符に、脅迫の道具に使って、自分達の欲望をかなえる者達だ!あの女、檜扇湖亀は後者で、欲望のままに一族総出で、檜扇家の財産と権力を乗っ取った魔物なんだよ!!」
「え??待って下さい!部落出身者の肩書が、なんで脅迫とつながるのですか??」
「差別は悪事というのが、社会道徳的な教えであることは、君もわかっているね、凛道蓮君?」
「はい、鳥恒先生。差別することは悪いことです。」
「奴らは、自分達に都合が悪いこと、自分達の立場が悪くなると、『部落者への差別だ!!』と言うんだよ。」
「え!?」

なにそれ!?

それだとまるで―――――――――



「自分自身を、脅迫の材料に使っているということですか・・・!?」

「その通りだ!!」







戸惑い気味に確認すれば、苦々しそうに鳥恒先生は語る。







「差別になると困るから、相手は何も言えなくなってしまう。部落者の言いなりになるしかない。部落者とそうでない人の間でケンカが怒った時、『私は部落者だから、お前にいじめられたとみんなに言えば、みんな私の味方になるんだぞ!わかったら逆らうな!!私の言う通りにしろ!』と言って、言いなりにさせる奴もいるほどだ。」
「それは恫喝になりますね!?」







〔★作者は実話をもとに書いています★〕