彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「凛さん!」
「リンリン!!」
「我が君!!」
「可児君、ちーちゃん、つなぐ!?」





そこへ、友達3人が駆け込んでくる。





「どうしたんですか、みなさんおそろいで!?」
「ご無事でよかったです、凛さん!!」
「リンリンをチョー心配した系!!」
「我が君の身を案じておりました!!」
「え!?僕を心配してたの・・・?」
「そうだぞ、凛!!」
「ひゃ!?」





戸惑う私の首根っこを瑞希お兄ちゃんはつかむと、私に視線を合わせながら言った。







「全部、可児から聞いたぞ。」
「え!?」
「凛が千葉総合医療病院にいることも、檜扇湖亀(ひおおうぎこき)の見舞いに行って、檜扇二三人とも会ってるってな。」
「えっ!!?可児君、瑞希お兄ちゃんにもしゃべったんですかっ!?」


「凛さん、すみませんでした―――――――!!!」







そう言うなり、私の目の前で土下座をするいかつい友達。







「ちょ、可児君!!?」
「凛さんを裏切るマネをして、総長命令を無視して、すみませんでした!!!でも・・・どうしても、鳥恒師範の言葉が気になって―――――――・・・・・真田先輩に、黙ってられなかったんです!!!」
「え!?鳥恒先生の・・・関わっちゃダメ発言ですか?」


「そうだよ!!」







答えたのは、土下座している可児君ではなく、僧侶の鳥恒光憲(とりつね みつのり)さん。







「良信から話を聞いた時は、びっくりしたよ!あれだけ、関わるなと忠告したのに―――――――!!まあ、初見だったから、初めて会う人間の言い分が信じられないのもわかるけど、あいつらは極悪だ!!」
「凛、可児はな、最初に俺に連絡をしてきて、それから鳥恒先生に知らせたんだ。それで、病院まで一緒に行った。」
「え!?でも、登場するのに時間差がありましたよね?」
「あ~~~~そりゃあ―――――・・・・・この顔が原因で足止めされたんだ。」
「檜扇一族と高野一族の親族が、瑞希に殺到したんだ。」
「烈司さん。」







言ったのは、タバコケースから煙草を取り出しているヘビースモーカー。