彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「蓮、もう言い訳はやめにしよう!!辰也叔父さんが蓮の後ろ盾になってるということは、俺の息子だと確定したようなものじゃないか!!母さんが言うように、素直になれよ!!」
「テメーは欲望に素直すぎるんだよ、檜扇二三人(ひおうぎふみひと)!ややこしくなるから、話に入ってくるなや!!」
「まだ、俺との親子関係を否定する気か、蓮!?」
「否定するわ!!地球最後の日がきても否定し続けるぞ!!」
「わかったわ、蓮ちゃん。」
「母さん!!?」
「親子じゃないと理解して頂けましたか!!?」





私と口ひげ親父のトークを着ていた湖亀さんは、フーとため息をつくと言った。







「DNA鑑定をしましょう、蓮ちゃん。」
「はあっ!!?DNA鑑定!?」
「そうよ、蓮ちゃん。DNAを調べれば、すべてがわかるわ。」
「じょ、冗談じゃないですよ!!」

(そんなことされたら、親子以前に、女子だとバレてしまう!!)

「ばあばは、私は、本気よ。幸いここは日本屈指の名医がそろった最先端病院。頼めばすぐに、DNA鑑定をしてくれるわ。」
「嫌です!!お断りします!!DNA鑑定はしません!!」
「蓮ちゃん、あまりばあばを、困らせないでちょうだい。」







そう言いながら、ベッドサイドに設置されているたくさんのボタンのうちの1つを押す。







ビィィィィ――――――――――――――!!

「な!?」
「なんだ!?」
「嫌な予感がするね。」







警報のような音に驚く私と鳥恒先生と、冷静な意見を述べるシゲ先生。
そしてほどなくして―――――――――――







ガラ!!

ドタドタドタドタ!!







病室の出入り口が乱暴に開き、青いスーツを着た人達が入ってきて私達3人を取り囲む。