「どうしてお2人が一緒にいるのですか!?」
共通点なんてないはずなのに!?
私の問いに、シゲ先生が穏やかな口調で言った。
「どうしてって、私と光憲君は友達なんだよ。」
「かれこれ、30年近い付き合いになる!」
「お友達同士だったのですか!?」
そんな偶然ってあり――――――――――――!?
〔★世間は意外とせまかった★〕
「お、お友達なのはわかりました!ですが、よくここに入れましたね!?身内以外は、完全に関係者以外は立ち入り禁止で入れないのですよ!?」
「それは―――――――――――――・・・・・・・・・・・・」
「―――――――この病院に教え子がいてね。こっそり入れてもらったんだよ。」
言いかけた鳥恒先生の代わりに、シゲ先生が答える。
「コネを使って、入ったということですか!?」
「まあね。」
驚く私に、ニコニコしながら言うベテランのお医者様。
「入れた理由はわかりましたが――――なぜ、お2人は、ここに来たのですか?あ!?このワンフロアは檜扇家が貸し切ってますから――――湖亀さんのためですか?ん?でもそれだと、鳥光先生が付き添われている理由がわからないのですが??」
「凛道蓮くんを迎えに来たんだ!!」
「え!?」
「光憲君の言う通りだよ。良信君に頼まれて、蓮君を迎えに来たんだよ。」
「可児君に!!?」
「そうだ!!良信が教えてくれたんだ!!」
答えたのは、柔道の先生でもある僧侶。
「良信が危ないと進言しても、檜扇家と高野家に関わる凛道蓮君を止めるために、わしらは今日、ここに来たんだ!!」
「可児君、しゃべっちゃったのですか!?」
「「そうだよ。」」
〔★可児は密告した★〕


